概要
方界とは、「遊戯王 THE DARKSIDE OF DIMENSIONS MOVIE PACK」で登場したカテゴリー。
レベル1から4のモンスターで構成されており、レベル2~4には上位種である「方界(超)獣」「方界(超)帝」モンスターが存在する。
その他、これらとは全く別の召喚方法を持つ「方界(邪)神」と呼ばれるモンスターも存在する。
モンスター一覧
※方界モンスター達の名前は、全てインド神話の神々がモチーフになっている。ただし、唯一ゲイラ・ガイルのみ名前にインド神話のモチーフとのつながりを持たない(名前がゲイラカイトのもじりである為)。
名前 | モチーフ | レベル |
---|---|---|
方界胤ヴィジャム | ヴィシュヌ | 1 |
流星方界器デューザ | ディアウス | 4 |
方界獣ダーク・ガネックス | ガネーシャ | 2 |
方界獣ブレード・ガルーディア | ガルーダ | 3 |
方界超獣バスター・ガンダイル | ガンダルヴァ | 4 |
方界帝ゲイラ・ガイル | ヴァーユ | 2 |
方界帝ヴァルカン・ドラグニー | アグニ | 3 |
方界超帝インディオラ・デス・ボルト | インドラ | 4 |
物語終盤で藍神が使用した方界モンスター。(画像左上)
他の方界モンスターと一線を画す邪悪なる化身。
詳しくは項目参照。
上記のクリムゾン・ノヴァが3体融合を果たした姿。実質映画のラスボスモンスター。
詳しくは項目参照。
遊戯王OCG
OCGでは、以下のような特徴を持っている(【】内はこのうち名前に「超」とつくモンスターのみが持つ能力)。
- 共通効果
・「方界胤ヴィジャム」「流星方界器デューザ」を除き、通常召喚できない。
・「方界獣」「方界帝」モンスターは、系統により次の効果を持つ。
①自分フィールドの「ヴィジャム【名前に「方界」とあるモンスター】」を指定の数だけ墓地へ送った場合に【場合のみ】手札から特殊召喚できる。墓地に送る枚数はそのモンスターのレベルから1を引いた数となる。
②上記①の効果で特殊召喚に成功した時、攻撃力が墓地に送るモンスターの指定数に応じてアップ。
③特定の条件を満たした時に自身を墓地に送る事で墓地の「ヴィジャム【蘇生制限を満たした「方界」モンスター】」を特殊召喚する。その後、デッキから自身と同じ系統の「方界」モンスター1体【デッキか墓地から「方界」カード1枚】を手札に加えることができる。
- 方界(超)獣
・すべて獣族で、手札からの特殊召喚に成功すると相手ライフに800ダメージを与える。
・②の攻撃力上昇値は墓地に送った枚数×800ポイント。
・③の効果を発動できる条件は「相手モンスターとバトルした後【相手によって墓地へ送られた時】」。
- 方界(超)帝
・すべて天使族で、1ターンに「自身のレベルから1を引いた回数」まで攻撃できる。
・②の攻撃力上昇値は墓地に送った枚数×1000ポイント。
・③の効果を発動できる条件は「相手のモンスターをバトルで破壊した時【相手によって墓地へ送られた時】」。
方界獣と方界帝シリーズではダメージを与えていく方法は異なるが、方界自体が殺意の塊と言われるほど攻撃に特化しているテーマであることから、いかに早く上位種モンスターをたくさん召喚するかが要となる。
劇場版での活躍
劇場版「遊戯王 THE DARKSIDE OF DIMENSIONS」の劇中にて藍神が使用。
藍神はデュエルする度にカードを使い分けており、海馬瀬人とのデュエルでは方界獣、AIBOとのデュエルでは方界帝を使用していた。
作中では、方界獣、方界帝の特殊召喚の方法は「フィールドの方界胤モンスターを選択、それらの上に重ねて特殊召喚する」という、さながらエクシーズ召喚のような方法で、これは「ヴィジャムを組み込む事で攻撃力を得られる」と表現されている。(実際、方界モンスター達のイラストをよく見てみると、体の所々に方界胤ヴィジャムらしき物が組み込まれている事が分かる。)
又、特殊召喚する際、OCG側は方界と名のついているモンスターならヴィジャムでなくても対象に選べていたが、こちらはフィールドに方界胤モンスターが揃っている状態でなければ召喚できなかった為、OCGよりも召喚難易度が高くなっている。
さらに、作中でこれらのモンスターはなんとバトルフェイズ中に特殊召喚が可能な効果を持っており、藍神はこれを使って方界モンスターを次々と特殊召喚し、怒涛の連続攻撃を繰り出した。
???「インチキ効果もいい加減にしろ!」
ちなみに召喚時の演出は非常に凝っており、無数の箱型のキューブが集合、結合し、それが方界モンスターとなる、といった物。又、攻撃時のエフェクトには波動と共にキューブが螺旋を描いており、どれも中々かっこいいので一見の価値があると思う。
方界のサポートカード一覧
魔法カード
罠カード
デュエルリンクスにて
個別項目で書かれているが、方界胤ヴィジャムの引きが安定度に直結する関係上、デッキの下限が通常の半分である20枚のデュエルリンクスでは相対的に安定度が倍増している。
さらに、LPも半減しているため、バーンダメージの威力も全てにおいて倍増しているが、後にカードプールの増加もあってかバーンダメージは半分に抑える特別エラッタが施された…が、方界帝は全てそのエラッタを回避している。
では、超強いデッキになるのかといえば答えはNO。何故なら、方界胤ヴィジャムが現在1枚しか入手できないから。スキルの効果によりデッキ外からデッキに3枚追加することはできるが、方界以外のモンスターが入っていると使えないので、理不尽に強いわけではない。