概要
「光る」という動詞が語源で、天空とその輝きを神格化した天神、天父にあたる存在。
さらにディアウスの名は「天」と「日」を表し、アーリヤ民族の神の中でも最古の存在としてインド・ヨーロッパ語族の神話における最高神として扱われ、配偶神プリティヴィーと共に多くの神々を生み出したことから“ディアウス・ピター(父なる天神)”とも呼ばれる。
ディアウスとプリティヴィー、天地両神は一切の存在の親として万物を保護し、両者が交わることで豊穣と恩恵をもたらすという。特に交合の場面ではディアウスが牡牛として表現され、昼は雷鳴の様な唸りを立てる赤い牡牛、夜は稲妻を持つ真珠で飾られた黒馬という姿でも描かれる。
子はインドラ、アグニ、スーリヤ、ウシャスで、インドラに地に投げつけられて殺されたとする話もある。
また語源・起源がギリシャ神話のゼウス、ローマ神話のユピテル、北欧神話のティールと同じである(Deus, Dios, Zeusなど)
デジタルデビルサーガのディアウス
虹の模様が刻まれた空色の翼竜を思わせる体躯を持ち、作中の悪魔でも珍しい飛行能力を有する。特に飛行能力は作中でSTOVL機に並走し、三機を身一つで撃墜するという高い性能を備える。
戦闘では、柔軟な首の稼働を利用した頭部の鋭い刃による斬撃、自身の膝まで届く長大な腕と発達した鋭い爪による打撃を使う。前述の飛行能力を利用した攻撃・回避方法も用いる。また高い威力と精密性を備えた光線を使用するシーンも存在する(通称シエロビーム)
空気抵抗を減少させる為なのか、頭部の刃を引き出した状態で飛行し、腹部に無数の突起や太腿に水平尾翼に似た装飾がある。また飛行中全身がアートマと同色の光に覆われることもある。
神話の天神としての性格を反映してか電撃属性の魔法に長けており、運と速のパラメータが上昇し易いという能力上昇の仕方をする。
五代ゆう著の「クォンタムデビルサーガ」では、飛行能力と空気中の電磁波を操作する能力を持つ『上位アートマ』とされ、その俊敏な動きから繰り出される電撃は的確に相手を貫き、上空から放つ雷電の雨は戦場一帯を席巻する。また電磁波操作により、精密機器の動作を停止させたり、相手の電磁波嵐を打ち消したりすることも可能である。
華奢な体躯のアートマでこそあるが理論的に時速120キロの高速飛行が可能で、アートマを一体乗せた状態で長距離を航行する持続力も備える。
シエロシューティング
デジタルデビルサーガ2の一定時期に利用できるミニゲーム。
名のしめす通りシエロ(の変身悪魔ディアウス)を自機とした縦スクロールシューティングゲームである。
操作方法は方向キーが移動、□ボタンがメインショット、○ボタンがメインショット連射、△・×ボタンがハントアタック(近接攻撃)。
特にこのゲームの要となっているのがハントアタックで、これで敵弾を打ち消したり敵を撃破すると画面下部のノリノリメーターの値が増加してスコア倍率が上昇する。そしてメーター満タン時には一定時間スコア倍率が20倍になる。
ステージ構成は全3ステージで、各ボスはバフォメット、ヘカトンケイル、ベルゼブブ。