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スカンダ

すかんだ

スカンダとは、インド神話の神である。

概要

美少年、若い美青年の姿をした軍神シヴァの息子でガネーシャの弟。ヴァーハナ(騎獣)は孔雀
はインドラの娘デーヴァセーナー(「神々の軍隊」の意)と元人間で修行によって神の妻となる資格を得たヴァリ。

デーヴァの軍勢の司令官であり、『バガヴァッド・ギーター』ではあらゆる将軍のうちの第一のものとして言及される。

ムルガン(美しい、魅了する者)」「カルティケーヤ(クリティカの息子)「シャンムガ(六つの顔を持つ者)」の異名がある。彼に関する聖典として『スカンダ・プラーナ』がある。

文献上の初出は『アタルヴァ・ヴェーダ』に登場するアグニの相で「アグニブー(アグニから生じたもの)」とも呼ばれる「クマーラン」であるとされる。
スカンダの出生譚にはアグニが深く関わり、また「クマーラ(童子)」はスカンダの別名でもある。
仏教にも取り入れられ、漢訳仏典ではスカンダは建駄天、クマーラは鳩摩羅天と表記された。
前者には軍神としての要素が、後者には孔雀に騎乗する少年神としての要素が色濃く現れている。
中国に韋駄天信仰が渡った後、道教の神「韋将軍」と習合した。
この習合の影響で韋駄天という表記が生まれ、日本でも一般的な表記になっている。

誕生

火神アグニは、7人のリシ(聖仙)の妻たちに恋心を抱いたが、自制していた。
そのとき他の聖仙の娘であるスヴァーハーはアグニに惚れていた。
アグニが七人の妻たちに惚れている事を知ったスヴァーハーは彼女達に
化けてアグニの寝所を訪れる事にする。流石に向こうから来られてはアグニも
辛抱たまらなくなり、一夜ごとに好きな女性に化けて訪れるスヴァーハーと交わった。
だが、7夜目でおかしいと気付く。七人目の女性は聖仙の妻の中でも貞淑な人物だったのだ。

7夜目は上手くいかなかったものの、スヴァーハーは目的を果たしていた。
彼女は性交ごとにアグニの精液をこっそり溜めていた。溜め込んだ精液を
山の黄金の穴に注ぎ、そこに聖なるガンジス川の水を注ぐと、スカンダが誕生した。
こうしてスヴァーハーは愛するアグニの子を得たのである。

で、遺伝(?)的な父親はアグニである彼がどうしてシヴァの息子扱いなのかというと、アグニとスヴァーハーが交わっている時、アグニにはシヴァが、スヴァーハーにはパールヴァティーが乗り移っていたためである。
ガンジス川の水が誕生に関わっているため、この川の女神ガンガーが母親とされることもある。
彼の異名のもととなったクリティカはというと、アグニが思いを寄せ、スヴァーハーが変化した七人の聖仙の妻たちのことである。
クリティカとはサンスクリット語でプレアデス星団の意。

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