概要
祭火の神アグニの妻であるとされ、ヒンドゥー教の聖典『マハーバーラタ』によればアグニは7人の聖仙の妻に思いを寄せていたが、人妻に手を出す事になるので自制していた。
しかし彼女はアグニに恋心を抱いていたので、次々に聖仙の妻に化けて誘惑し、アグニと6回関係を持つが、7人目は諸事情から騙す事は出来なかったとされる。
なお、元々はバラモン教の儀式で天上の全ての神々に捧げられた供物の事を指しており、それが神格された存在こそが彼女だと言われており、この言葉を唱えないと神々は供物を受け取ってくれないされ、現代でも神々に願いが届くことを祈る呪文として使われているという。
密教に於いても多くの真言(マントラ)の最後に唱えられる薩婆訶(ソワカ)はスヴァーハーの漢訳であり、しばしば「祈り願う」や「幸あれ」などと翻訳される。