概要
『暗黒竜と光の剣』および続編の『紋章の謎』（ともにリメイク版含む）に登場。
クラスは「傭兵」→「勇者」。リメイク版では「剣士」→「ソードマスター」。
シーザと共にワーレンを警備している傭兵の少年。
腕は未熟だが高い潜在能力を持つ。シーザと共にアリティア軍に参加する。
暗黒戦争の後日談では「戦火の中で恋に落ち剣を捨てた。その恋が叶ったかどうかは定かではない」らしい。
SFC版『紋章の謎』第二部では登場しない。
「新・紋章の謎」において
SFC版までは死亡時以外でセリフが一切なくキャラクターが不明であったが、性格が肉付けされた『新・紋章の謎』ではクールでインテリなシーザと比較して、明るく人当たりの良い直情的な少年のような性格となった。傭兵隊長のシーザを兄貴と慕っている。
また『女のために剣を捨てた』というSFC版での設定は「慕っているシーザの妹のためにワーレンの傭兵を辞めた」という事になった。しかし、重い病に侵されているシーザの妹の高額な薬代を稼ぐため、再び傭兵稼業に復職する。シーザと共に暗殺組織に雇われアリティア軍を襲撃するも、倒さずクリアすれば仲間になる…のだが、難易度ノーマルとカジュアルモードの組み合わせ以外では仲間にするのが異常に難しい仕様となっている。詳細はシーザの記事を参照。
博識なシーザと比べ、相棒の愛読書を全く理解できなかったり、その本が戦術書であると内容をマイユニットに一言でわかるぐらいに教えてくれとせがんだり、頭を使う事は苦手の模様。
前述したように「明るく人当たりの良い性格」ではある一方、傭兵という職業柄か安易に他人を信用しないなどシビアな面もある。
キャラクター性能
『暗黒竜と光の剣』では物語中盤で仲間になるにもかかわらず初期レベルが1しかなく、初期パラメータも低いため育成は難しい。
だが内に秘めた成長率は凄まじく、傭兵組では最高の成長率を誇る……のだが、傭兵ならば強いことで有名なオグマ・ナバールがだいぶ先に加入し、結構育っているころなので彼は育てる手間もあって強さの割にはスルーされやすい。初登場したマップの雑魚敵にも満足にダメージを与えられないため、育成するのは上述のように難しく、上級者向けのキャラ。
なるべく楽に育成したいのであれば、登場した章に闘技場があるのでそれを利用すると良い。だが、FC版の闘技場は一度入るとリタイアできないかなり危険な施設。もしも使うのであれば挫けない心を持って挑もう。
『紋章の謎』ではシーザ同様第一部のみの登場。第二部で登場しなかったことについては、プレイヤーの間で容量の限界でカットされたと噂されている。
ユニット性能はFC版のころと変わらず初期能力は低いが、今回も育てれば強くなる。FC版の頃と比べて色々と（良い方向に）仕様が変わり、割と育成しやすくなったのが嬉しいところ。
『新・暗黒竜と光の剣』では上述のように兵種が剣士に変更された。能力の上限値が高いところで30になり、兵種変更で成長率のバランスを調整できたり、今作でも結構高めの成長率を有していたりと良い方向にまたもや仕様が変わってくれた。相変わらず低い初期パラメータが足を引っ張っている感はあるが…。
成長関連では嬉しい方向に仕様が変わってくれたはいいものの、今作で追加された鬼難度のハードモードでは初期能力が低い彼の育成はかなり厳しく使うのであれば愛が必要。
旧作でもそうだったが、幸運の初期値が1しかないため育成中の必殺の一撃による事故死には注意。
また、本作で無理やり追加された三すくみシステムのせいで剣が不遇ゆえナバールですら厳しいバランスなので、初期ステータスで劣る彼を育成させるのはかなり厳しい。
『新・紋章の謎』でも兵種は剣士、初期能力は低めで成長率は高めと相変わらず。今作は加入した次のマップでようやくまともに敵にダメージを与えられる上に訓練所システムもあるため、育成の難易度は大幅に低下した。
だが大半のキャラが何かしらの能力がカンストするほどの高い成長率を有してしまったので、（単純に戦力としてみる場合）彼を使う意義はだいぶ薄れていまった。悲しいことに、1章後に登場する同職のナバールがほぼ初期能力でも成長率でも上回っている。
