キャプテン・マーベル
きゃぷてんまーべる
曖昧さ回避
- 1940年にフォーセットコミックで誕生、'77年に版権がDCコミックに移ったヒーロー。改名後の「シャザム」を参照。
- 1967年にMARVELコミックで誕生したヒーロー。本項で解説
- それを基にした2019年の同名映画。→キャプテン・マーベル(映画)
- 上記2人がクロスオーバー企画「アマルガム」で合体したヒーロー。
- 1966年にM.F.エンタープライズ社が創刊したコミックの主役ヒーロー。本項で解説
キャプテン・マーベル(MARVEL)
1967年の『Marvel Super-Heroes #12』で初登場。
これまでに7人がその称号を名乗っており、以下その順番で述べる。
1人目
本名:マー・ベル(Mar-Vell)。
宇宙三大列強の1つ・クリー人で、当初は地球を監視する部隊の隊長「キャプテン・マー・ベル」として登場。地球での名前は「ウォルター・ローソン」。上官にヨン・ロッグがいる。
能力は超人的な身体や飛行の他、太陽エネルギーを集めて発射するなど。
後に「ネガティブ・ゾーン」という異次元に閉じ込められたが、ブルース・バナー / ハルクの親友として初登場したリック・ジョーンズが自身のものとペアになっている「ネガ・バンド」を手に入れたことで、彼の身体を借りて元の世界でも活動可能に。
帰還後も2人で「宇宙の守護者」として活躍したが、とあるヴィランとの戦いで浴びた神経ガスによってガンを発症、そのまま死亡した。
2人目
本名:モニカ・ランボー。地球人女性。1982年デビュー。
初代と関係なく「キャプテン・マーベル」を名乗り、その後色々あって「フォトン(Photon)」、「パルサー(Pulsar)」、そして「スペクトラム(Spectrum)」とコードネームを変えている。
3人目
本名:ジェニス・ベル(Genis-Vell)。1993年デビュー。
マー・ベルの息子だが、厳密には彼の死後に恋人のエリシウス(Elysius)が遺伝情報を用いて造った存在で、本人はサノスの弟エロスの息子と思っていた。
当初は「レガシー(Legacy)」と名乗っており、襲名してからはリック・ジョーンズと2人で行動していた時期が長い。
そして地球を訪れ「フォトン」と名乗ったが、モニカと2度も名義が被ったので対立。話し合いの末彼女が「パルサー」に変えることで決着した。
その前後にアブナー・ジェンキンス / マッハXが再編成した「サンダーボルツ」に加入。しかし同僚のメリッサ・ゴールド / ソングバードを巡る三角関係でエリック・ヨーステン / アトラスに負わされた致命傷を回復するために、元リーダーのヘルムート・ジモが宇宙のエネルギーを用いたため、宇宙が崩壊の危機に陥ってしまう。ヘルムートが解決策を探すも見つからず、最期はバラバラの状態でダークフォース・ディメンションに封印された。
その数年後に復活、現在は主に宇宙で活動している。
5人目
本名:クンナー(Khn'nr)。2007年デビュー。
クリーと因縁深いスクラル人のエージェントで、彼らの変身能力を応用して再現したネガ・バンドを与えられたが調整に失敗、マー・ベルと人格が混同してしまった。
地球侵略『シークレット・インベージョン』にも従軍したが、マー・ベルの意識に乗っ取られ、地球を守ることを決意。艦隊の大部分を破壊するも、最期はスーパースクラルに倒された。
6人目
本名:ノー・ヴァー(Noh-Varr)。【アース200080】出身のクリー人で、2000年に「マーベル・ボーイ」として初登場したヒーロー。
『シークレット・インベージョン』終盤、地球に落下した瀕死のクンナーをマー・ベルと勘違いしてネガ・バンドを譲り受け、その後カーラ・ソフェン / ムーンストーンに誘惑されてダークアベンジャーズに加入した2009年に襲名。
しかし直ぐに騙されたことに気づいて脱退し、第2期ヤングアベンジャーズを経て現在は第6期ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーで活躍している。
MCU版
キャロル・ダンヴァースが初代。
モニカ・ランボー、ヨン・ロッグ、および女性に変更されたマー・ベルとともに、映画『キャプテン・マーベル』で初登場した。
また『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』で描かれた【アース838】では、元の世界におけるキャロルの親友にしてモニカの母親であるマリア・ランボーが名乗っている。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』では、ハイ・エボリューショナリーの実験体としてファイラが登場。終盤お披露目された新生ガーディアンズの一員となった。
キャプテン・マーベル(M.F.エンタープライズ)
1966年創刊。ライターはゴールデンエイジの人気キャラ「ヒューマントーチ」の生みの親でもあるカール・バーゴス。
爆発し滅亡した惑星の、最後の生存者。極めて精巧なアンドロイド。普段はロジャー・ウィンクルを名乗り、唯一正体を知る10歳の少年・ビリー・バクストンと市井の生活を送っており、有事にはコスチュームに着替えて悪と戦う。
「スプリット!(Split!)」と叫び、自身の身体を関節単位で分離・合体させる機能を有する。
五、六冊ほどが出たが、人気を得られず休刊してしまった。