概要
CV:保志総一朗(PS2ソフト『GENERATION of C.E.』以降の各ゲーム作品)
カナード・パルス
性別 | 男性・コーディネイター(失敗作) |
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年齢 | 16(C.E.71)~18歳 (C.E.73) |
所属 | 地球連合ユーラシア連邦・特務部隊X |
主な搭乗機 | ハイペリオンガンダム一号機、スーパーハイペリオンガンダム→ドレッドノートイータ |
登場作品 | 機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY、機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY |
地球連合「特務部隊X」に所属するコーディネイターの少年。
スーパーコーディネイターの失敗作であり、それの唯一の成功例であるキラ・ヤマトを抹殺する為、彼を探し続けている。搭乗機は、全身を包む光波防御帯シールド「アルミューレ・リュミエール」を搭載したユーラシア連邦のMSハイペリオンガンダム→プレアから譲り受けた機体を改修したドレッドノートイータ。
経歴
ガンダムSEED本編の主人公キラ・ヤマトと共に開発された「スーパーコーディネイター」であるが、カナードはキラと異なり失敗作である。そのため唯一の成功例のキラに異常な対抗心を持っている。
その後、プレア・レヴェリーに出会い、プレアの駆るドレッドノートに敗れたことで、「核エンジン搭載MSを手に入れる」ことと「プレアと再戦し倒す」ことにも執着するようになり、ユーラシアから切り捨てようとされているのを察知しメリオル・ピスティスたち特務部隊Xと共に脱走したり、月の連合基地を襲撃しニュートロンジャマーキャンセラーを強奪するなど暴走していく。
彼を止める決意をしたプレアのXアストレイに核エンジンとキャンセラーを外付けしたスーパーハイペリオンで挑むが半ば自滅する形で敗北、最後にハイペリオンは大爆発してしまうが間一髪プレアに助けられる。そして、身体の欠陥により命が尽きようとしていたプレアに人には人それぞれの生き方があり、代わりなど存在しないことを教えられる。
プレアの死により、「スーパーコーディネイターの成功体・キラを殺し自分こそがスーパーコーディネイターであることを証明する」という野望を捨て、自分自身を探すための旅を始める。マルキオ導師にキャンセラーのデータとプレアの死を伝えた帰り道で砂浜でキラ(とアスラン)とすれ違うが何もせずに立ち去った(漫画版のおまけ4コマでは逆に挑みかかるが、返り討ちに遭い海岸にプカーっと浮かんでいた)。
後に、プレアから譲り受けたドレッドノートをジャンク屋のロウ・ギュールが修復・改修したドレッドノートイータを愛機として、特務部隊X改め傭兵部隊Xのリーダーとして活動する。
スーパーコーディネーターとしては失敗作であるものの、その能力は通常のコーディネイターとは比較にならない程で、サーペントテールの叢雲劾とも互角以上の戦闘を繰り広げる。
スーパーコーディネイターとしての素質だけでなく、兵士として鍛えた技能も含めると戦闘能力に関しては極めて高いものを持つ。本人はキラ・ヤマトに対して強い劣等感を持つが、実際はさして変わらぬレベルの能力を持っていると思われる。
幼少期に研究のモルモット扱いされていたが、一度その研究所から脱走している。
その脱走の際に謎の黒髪の男性と出会い、その男からキラ・ヤマトの存在を教えられている。
またその男性はメンデルと関わりがあると告げた上、失敗作と呟いたカナードをスーパーコーディネイターとすぐに見抜いたことからこの男性は、C.E.73時にはプラント最高評議会議長となっているギルバート・デュランダルではないかという見方があるが、PS2用ゲーム「GENERERATION of C.E.」のカナードのプロフィールでは、この男性はラウ・ル・クルーゼであるとされている。
その出生に関しても謎の多いカナードだが、肌の色が同じ黄色系であること、瞳の色が同じアメジスト色であること、更に初登場時にヘルメットから見えた顔がキラ・ヤマトとよく似ていることから、一部ファンの間でキラの兄弟ではないかという説が上がっている。
確かに髪の毛の色と長さの違いを除けば外見はかなり似ているが、彼らは遺伝子操作されたコーディネイターである為、容姿は操作可能な筈である。
そのような理由から一概に「兄弟である」とは言えないが、ユーレン・ヒビキが『息子を最高の技術で最高のコーディネイターにする』ヴィア・ヒビキが『これ以上、子供を犠牲にしないで』というセリフ・説明があるため、カナード・パルスの誕生時期がキラ・ヤマトと同時期=複数の実験体の中で唯一の成功例がキラ・ヤマト(劇中セリフ)である以上、ユーレン・ヒビキの遺伝子を使用している確率は高く(ヴィア・ヒビキに関しては不明)、PS2用ゲーム「機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERERATION of C.E.」で、カナードの声優としてキラの声優である保志総一朗氏が起用されたため、一層二人の血のつながりの可能性が高まった。
カナードの方がわずかに年上のため、もしそうならキラの兄ということになる。
かなり短気な性格で、暴走する事が傭兵となってもしばしば。DESTINY ASTRAYのフォトストーリー下巻の漫画においては、ディアゴ・ローウェルとカレーライスの早食い勝負をしていた。
他作品では
スーパーロボット大戦Wにおいては憎悪の対象であるキラとの対決・プレアとの邂逅を経て、条件を満たすとプレアやキラとの共闘を果たし、自らにキラの存在を教えた男・クルーゼと直接対決ができる。
…しかし、せっかく憎悪を捨てて顔グラフィックも綺麗な物になったのに、戦闘中の台詞は敵対時のままなのでどうしても違和感が拭えない。
おまけに乗機のハイペリオンガンダムのユニットとしての性能が微妙なため主力にするには愛がいる。更に彼を仲間にする場合は分岐ルートになる関係からテッカマンレイピア/相羽ミユキの生存を諦める必要があるため、人によってはスルーされてしまう場合も…。
関連イラスト
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カナードのイメージトラック。タイトルはズバリ「憎悪」。
カナードの生い立ちを考えると、これ以上ない曲名。