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センシティブな作品

相羽ミユキ

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あいばみゆき

1992年放送のタツノコプロ製作アニメ「宇宙の騎士テッカマンブレード」の登場キャラクター、主人公の妹。

TVアニメ『宇宙の騎士テッカマンブレード』の登場人物。

CV・水谷優子

概要

相羽一家の長女でDボゥイこと相羽タカヤの妹。当初は断片的にしか登場しなかったが、第21話から第26話までの間登場する。テックシステムに取り込まれテッカマンレイピアに改造されたが、完全なテッカマンになれないまま排除されたためにラダムによる精神支配を免れている。

兄にラダムの本拠地の場所を伝える為、1人地球へと向かったが、不完全体である彼女の身体は細胞が連鎖反応的に組織崩壊を起こしており、余命幾ばくもない状態だった。

Dボゥイとの再会も束の間、テッカマンエビル達の攻撃からテッカマンブレード不在の間、兄の仲間を守るため圧倒的不利な状況の中戦いを挑み、今では地上波で放映出来ない程の凄絶な最期を遂げた。

後半におけるDボゥイの怒りと復讐の原動力となったキャラクターだが、死後も頻繁に回想シーンで登場している。

好きな花はアマリリスねぎしひろし監督の解釈ではDボゥイを妹としてではなく女性として愛していたとされている。全裸での変身シーンは今でも話題に上る事がある、LD全巻購入特典は「ミユキちゃんテックセッターフィギュア」と言うプラモデルと同スケールの変身シーンを再現したガレージキットが応募者に送られた。

本編では過去シーン以外は全て裸マントや患者着なのでノーブラノーパンの状態だった。

第22話の最初の変身シーンのみミユキのアップがあり、作画崩壊の影響かバンクシーンよりミユキの胸が通常より大きく見えた

そして、是も1998年に制定されたテレ東チェックに抵触した為、テッカマンブレードテレ東での再放送が永遠に潰えた一因となってしまった。

アニメ雑誌アニメディアの1992年度アニメキャラ大賞では「かわいそうだった部門」で1位を受賞している。

なお名前の由来は、その過酷な設定により「かわいそうな女の子って誰だと思う?」「そりゃ、あかほりの嫁になるみゆきちゃん(北川みゆき)だろう 」という流れで決められたとかなんとか。

漫画版での展開

ボンボンDX版

雑誌廃刊決定の影響で最終2話のみ登場。その為、タカヤとの交流は少なく(原作アニメと違いタカヤは本当に記憶喪失だった為、ミユキの事を忘れていた可能性もあり)、再会間もなくエビル達4人が襲って来るが、原作アニメと違いリンチを受ける前に自爆、原作アニメとは逆にアックスランスソードを道連れにする。

ミユキの死にブチ切れたブレードが、一方的にエビルをフルボッコにしたのは最早伝説。

スタジオOX版

此方も角川書店のお家騒動で掲載誌だったコミックコンプが廃刊となり、バンダイから発売されていたサイバーコミックの書き下ろしで完結した。

何と物語開始時点で既に故人であり、数年前、相羽一家(原作アニメと違い孝三、タカヤ、ミユキの3人のみ)が月に探査していた所、ラダム母艦に取り込まれ、テッカマンレイピアにされてしまう。父・孝三はテッカマンオメガにされるも、テッカマンのバディロイド・ペガス(スタジオOX版のペガスはラダム製)とブレードと共に一度はラダム母艦から脱出するも、ミユキとレイピアペガスは追っ手のテッカマンに惨殺される。レイピアペガスはミユキの生前のDNAを元に瓜二つのクローン・ミレッタ・ルージュ(ミリィ)を生成。亡きミユキの代行を務める。

最終決戦前にミリィは前世・ミユキの記憶を取り戻し、テッカマンレイピアに変身。レイピアペガスと共にブレード達の居る戦場へ向かう。

そして、テッカマンオメガに取り込まれた父・相羽孝三テッカマンエビルに暗殺され、エビルは異形の怪物に変貌した。

ノアル達を救出後、ミリィは生死不明の眠りに就く。

スパロボでの奇跡

原作アニメでは悲惨な最期を迎えたミユキスパロボ補正のお陰で条件付きで救済措置が取られた。

レイピア自体はブレードほど強くはないが、ブレードとの合体攻撃が高火力。

スパロボJ

バルザックと違い、共通ルートの内にフラグを達成する事ができる為、生還自体は(Wに比べたら)楽。

…なのだが、本作ではその救済のためにミユキにブラスター化の応用技術が施されるという不穏過ぎる展開を迎えている。

ちなみに、事もあろうにJではブラスター化を施すと寿命が縮む事すらわからずやっていた上に、Dボゥイの記憶障害が分かるのはミユキの復帰後である。

その分、原作終盤の展開をずっと同行する事になり、Dボゥイが記憶障害に陥っていると知った際には戦いをやめるよう促して断られたり(なお、ミユキがいる事もあってかJでは「時の止まった家」の再現がほぼない)、最後は兄達と対決する事になる。

スパロボW

生存がルート次第という条件が付き、復帰がテッカマンのシナリオ終了後と非常に遅い。

第一部ラストで余命いくばくもないのを押して宇宙にいるブレードの救援に来たら、エビルに地球に叩き落とされるという展開で消息を絶つが、フラグを満たすと第二部ではGGGアメリカに救助されて療養していた事になり(GGGアメリカと接触していたバルザックだけは真相を知っていたが、Dボゥイに心配をかけたくないというミユキの意を汲んでスペースナイツの面々には伏せられていた)、ラダムとの最終決戦のタイミングで治療が完了した事で自部隊の救援へと向かい、正気に戻って一人ラダムと戦っていたシンヤの最期を看取り、続いてジェネシスの攻撃でラダム母艦ごと巻き込まれたDボゥイの救助し、シンヤから託されたクリスタルを使って再フォーマットしたDボゥイと共に駆け付けるというラダムとの最終決戦の裏で八面六臂の活躍をする事になる。

なお、獅子王雷牙博士から妻にならないかと言われた

余談

  • ミユキ役の水谷はノアルの母親も演じているがこちらも亡くなっている(初登場時点で故人)
  • 北米輸出版では、彼方の表現規制の都合で変身シーンが改変されており、顔のアップが多用されている。

関連タグ

宇宙の騎士テッカマンブレード 悲劇のヒロイン

竈門禰豆子…主人公の妹繋がりで「敵の手で人ならざるものに改造された」「人間でなくなった後も主人公の味方」などといった共通点を持つ。

安藤みなわ… 「敵の手で人ならざるものに改造された」と「そのままでは余命幾許も無い」と言う共通点と、義妹で、元々は敵の任務でスパイをするも、敵組織からも脱走扱いで戻っても抹殺される可能性があった点が異なる。(実は敵組織のトップがある理由で黙認していた事が終盤に判明する。)

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