CV:若本規夫
概要
ラダムの司令官でもある、ラダム最強のテッカマン。
他のテッカマンとは異なり、ラダムの母艦と一体化している。
その母艦は父親である相羽孝三によって破壊されているため、月面から動くことが出来ない。
修復が完了した母艦と完全に融合することにより、テッカマンとは思えないほどの規格外の巨大な姿となる。
巨大ではあるが機動力は他のテッカマンを遥かに上回り、最終戦においては全てを失い残された怒りと憎しみだけで戦うテッカマンブレードの攻撃を完全に見切っていた。
腹部にはケンゴの生身の顔があり、装甲が開くことで露出する。
前述のように全てを失ったブレードを一方的にいたぶっていたが、最後は全てを振り絞ってブラスター化したブレードのボルテッカを受け、母艦とともに消滅した。
没設定
オメガの武器である「テックフルート」は当初,特撮TV版「人造人間キカイダー」に於けるプロフェッサー・ギルのギルの笛と同じ役割があり、ギルの笛がキカイダーの良心回路(原作ではジェミニと呼称)を狂わせ、悪の人格に苦しめられるのと同様、テックフルートの音色を聴くと、ブレードの中で仮死状態のラダム「ブレード」が目覚め、テッカマンブレードがラダムブレードに乗っ取られそうになる展開が予定されていた。
スタジオOXコミカライズ版
今は亡き角川書店刊行のコミックコンプで連載されていたスタジオOX版は設定が大幅に異なった。
正体は相羽家の父・相羽孝三(本編では本名不明だが便宜的に記載)
月面探索に行っていた父・孝三、タカヤ、ミユキの3人(スタジオOX版の相羽家はこの3人のみ)と助手のフリッツ(ゴダードと同じ中年男性)の眼前にラダム母艦が着地し、そのまま取り込まれてしまう。
孝三はテッカマンオメガにされてしまい、ラダムに支配されていないもののもう助からないと悟り、テッカマンブレード=タカヤ、テッカマンレイピア=ミユキをラダム製バディロイド・ペガスに乗せ、脱出させようとする。しかしレイピアはフリッツが改造されラダムに精神支配されたテッカマンダガーに暗殺され、ブレードのみ脱出に成功する。主を失ったレイピアペガスはオメガとミユキの遺志を果たすべく、代行クローンのミレッタ・ルージュを生成し、ラダムへの反攻と決戦に備える。
以後はラダムに忠誠を誓う事を装いつつ、ラダムの野望を内部から切り崩そうとするが、ブレードのクローン・テッカマンエビルに計略を見ぬかれ、暗殺されてしまう。
スパロボでのオメガ
『W』ではラダムとの最終決戦で戦うことになるが、ヤキン・ドゥーエ攻略戦とのルート選択になっているため、そちらを選ぶと戦う機会は無い。
ボイスは無いが、「死ね、ブレード!ぶるあああああああああっ!!」を初めとして、テキストが現在の若本節にあまりにも忠実すぎている。
ちなみに原作で「ぶるあああああ!!」と叫んだのは断末魔のみである。