世界が暗転している中でジャシンに突っ込んでくるものがあった。太陽を取り込み、自ら太陽になることを決意したボルシャック・カイザー》……その名も竜皇神 ボルシャック・バクテラス!
「新たな夜明けを見よ」
概要
DM23-RP4『アビス・レボリューション第4弾 竜皇神爆輝』にて登場したクリーチャーで、《轟炎の竜皇ボルシャック・カイザー》、《覇炎竜ボルシャック・ライダー》が太陽をその身に取り込んだ姿。
背景ストーリーで古代の遺物である太陽を取り込んだ形態である為か、名前にアマテラスの要素が見られる。
一方でイラストの構図は《伝説の禁断ドキンダムX》と似た神々しくも禍々しいものになっており、強大であると同時に危険な力でもあることが強調されている。
「ボルシャックから生じる太陽の化身」には、かつて『神化編』背景ストーリーでボルシャック・NEXが、“黒き月の破壊神”《神帝スヴァ》を止めるべく究極進化した“太陽の龍王”《神羅ライジング・NEX》が存在する。
効果
レアリティ | OR |
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コスト | 光/火文明(10) |
カードタイプ | クリーチャー |
種族 | アーマード・ドラゴン |
パワー | 17000 |
能力 | 革命チェンジ:コスト7以上の名前に《ボルシャック》とある多色クリーチャー |
T・ブレイカー | |
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を見て、その中から《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》ではないアーマードを好きな数出す。残りを好きな順序で山札の下に置く。 | |
自分の他のクリーチャーすべてに「ブロッカー」と「スピードアタッカー」を与える。 | |
各ターンの終わりに、自分の他のクリーチャーをすべてアンタップする。 |
革命チェンジを有しているが、条件は『コスト7以上かつ多色ボルシャック』と厳しい。
扱いやすい革命チェンジボルシャックの《ボルシャック・サイバーエクス》、アーマードならどんなクリーチャーからでもチェンジ可能な《飛ぶ革命ヴァル・ボルシャック》の2枚はコスト不足により対象外になっている。
このカードのチェンジ元になり、その上で色も共通している既存のカードには、《聖霊龍騎セイント・ボルシャック》と《輝く革命ボルシャック・フレア》が存在していた。
前者は扱い難さから微妙な評価をされていたカードだが、ARev環境にて手札交換を持ったアーマードが複数登場していることもあり、チェンジ元として注目されていた。だがやはり、《ボルシャック・フレア》やDM23-RP4で登場したチェンジ元と比較すると力不足が否めない。
後者は強力な革命チェンジ持ちボルシャックであり、攻防一体の優秀な能力を複数併せ持っている。チェンジ元候補が充実した現在でも一定の活躍が期待できる。
無理に革命チェンジに拘らなくても、ボルシャックには《ボルシャック英雄譚》や《龍騎旋竜ボルシャック・バルガ》等、踏み倒し手段が多く、《ボルシャック・サイン》から《ボルシャック・カイザー》の自壊で踏み倒す事も不可能ではない。
DM23-RP4ではこのカードのチェンジ元が多数登場したが、中でも《ボルシャック・ヴォルジャアク》との相性は抜群。
革命チェンジの条件を満たす上に、条件の緩いシールド追加&破壊時のフォローと優秀な効果を詰め込んでいる為、一緒に採用しない理由が無い程のシナジーが特徴。
ゲーム中一回しか使えない『終極宣言(ファイナル・エンド)』により、一気にゲームエンドに持ち込む準備を整えられることも利点として大きい。
肝心の効果だが、登場時にデッキの上から4枚確認し、《バクテラス》以外のアーマードを好きな数使用できる、まさに破格の効果。
アーマードデッキなら更なる展開ができ、ボルシャックデッキなら自然とアーマードで固まるので、無理なく効果を使えるのはありがたい。
更に、自分の他のクリーチャー全てに、スピードアタッカー&ブロッカーを付与できる。
単純に登場時効果で出したアーマードで追撃も良し。万が一を想定してブロッカーによる守りを固めるも良し。
各ターン終了時、他の自分クリーチャー全てアンタップする為、攻撃済のクリーチャーを壁役として復帰させられるのもありがたい。
踏み倒すカード次第だが、相手の行動に柔軟に対応できる様になるだろう。
背景ストーリー
《ボルシャックの古代神殿》に眠るボルシャックの絆の歴史、『ゴッド・オブ・アビス』世界を照らす太陽を《ボルシャック・カイザー》が取り込んで誕生したクリーチャー。
太陽を取り外した影響で世界が暗闇に包まれ、太陽が秘める莫大なエネルギーに一時的に暴走するも、想像を絶する程のバクテラスの力によって次第に収まり、真に太陽と一体化する事に成功した。
その力は通常のクリーチャーの枠を超越し、神の如き存在へと至っており、世界が暗闇に包まれた隙に《アビスベル=覇=ロード》を奇襲。
その力は圧倒的なジャシン帝に初めて傷を付け、そのままでは敗北すると確信したジャシンが、なんと一時撤退を選択する程。
そして深淵に撤退した後、《アビスベル=覇統=ジャシン帝》へパワーアップしたジャシン帝と火文明の地で最終決戦に臨む。
しかしジャシンの最強の力を受け止めるも、バクテラスは無事だが火文明そのものが保たない状況に追い込まれてしまう。
このままでは火文明が崩壊し、仲間達の命も喪われてしまう為、バクテラスは自身の命を掛けて全ての力を受け止め、真の王として犠牲になる覚悟を決める。
その刹那、バクテラスから弱い心が完全に消えた事で、離れていく邪悪な存在が現れ……………
活躍
アニメ『デュエル・マスターズWIN決闘学園編』第34話にて、ウィンVSカイザ戦でカイザが使用。
優勢な状況をウィンに覆され、それでも闘志を絶やさないカイザに女神ウィナが反応。
それを勝利の女神の導きと信じたカイザが、ボルシャック・カイザーの静止を振り切って解禁した真の切り札。
《ボルシャック・サイン》からのカイザーの破壊で呼び出し、カイザーがマイハマを照らす太陽を取り込む形で降臨するも、莫大なエネルギーを完全には制御できず、凄まじい熱気で学園に被害をもたらしてしまい、ウィンとカイザも限界を迎えて倒れ、結果的に準決勝の中断という結末を迎えた。
カイザは女神ウィナの言葉は間違いではないと頑なになるが、ウィンとボルシャック・カイザーは狙ったかの様なタイミングで語りかけたウィナに疑念を抱き……………