M4カービン/M4A1カービンとは
開発経緯
米国の特殊部隊統合軍SOCOMが、XM177の後継としてコルト社に開発依頼したM16A2のカービンモデル(コルトでの製品名はモデル777(3点バースト)とモデル779(フルオート))。それまでのM16系カービンと異なり、キャリングハンドルを着脱式としてレシーバーに20mmマウントレールを設け、M203を固定するためのステップド(段付き)バレルを採用するなど、細かい部分で修正が加わっている。また、特徴の一つである14.5インチのバレル長は、XM177以来のM16系カービン(とくにM727)のノウハウから得られたもので、火力と軽便さを両立する最適なバレル長となっている。
運用状況
その性能やレイルシステムによる発展性の高さからアメリカのみならずイスラエル国防軍や自衛隊の特殊作戦群、イギリス陸軍のSASなどにも配備されている。近年ではカスタムパーツや汎用性の高さから幅広い顧客のニーズに応えられるとしてPMSCsの社員も装備している姿が多く見られる。
性能
口径 | 5.56mm |
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使用弾薬 | 5.56mmNATO |
装弾数 | 20/30 |
全長 | 850mm |
重量 | 3480g |
有効射程 | 約500m |
※wikipediaより概値
使用弾薬は二次大戦以降急速に普及した小口径/高初速を実現した5.56mmNATO弾であり威力は7.62mmに劣るものの小さな反動は制御が楽で射手への負担は小さい。しかし、紛争地帯では5.56mmよりも7.62mmのほうが手に入りやすくマリファナやら脳内麻薬やらでラリった兵士にも効果があるため特殊部隊員は7.62mmが使いたいが為にAKを用いる事もある。
作動方式にはリュングマン式というガス圧を用いた方式を採用しており、これにより部品点数の削減を実現している。
標準搭載は昔ながらのハンドガードだが、今ではスタンダードになった20mmレイルの付いたハンドガードが複数社から販売されていることもありカスタムが用意で個人レベルで扱いやすいスタイルで運用できる。加えて様々な会社からオプションやカスタム品が出回っており軍人だけでなく警備会社の面々にも人気なのである。
会社によってはアッパー丸ごと交換等をしなくとも無改造でリュングマンシステムからガスピストンへと改造するキットなんかも出している。
カスタム/他社製品
近年ではM4の人気に嫉妬した、もとい、注目した多くの大手銃器開発企業がM4のカスタムを発表しており、開発元のコルトのライバルとも言えるS&Wやナイツアーマメント、スターム・ルガー、ドイツの最大手H&K、ベルギーのFNH社、アメリカのSIG SAUER社などが参加し、それ以外にも様々な有名無名の企業が工場での大規模生産から果ては個人のガレージで製品を作っているのである。
一部の会社ではガスブロックやガスチューブ、ボルトを交換する事でリュングマンシステムからガスピストンに変更するパーツを販売している。
また、既存のM4のガスチューブを交換するだけでガスピストン化できるキットも存在している。
FNHでの製造はコルト社の代わりに米軍へと納入するM16も含まれている。
アメリカ軍へと納入されるM4はカナダのカナダコルト社(旧ディマコ社)が製造しているが、アメリカ陸軍はレミントンアームズとM4の購入を契約した。(全面的にレミントン製へと変更する予定)
最近特に有名なのは驚きのフィンガーテクニック(性的な意味を含まない)をお持ちであるクリス・コスタが絶賛するMagpul PTSのカスタムパーツやライフルでニコニコ動画や各情報誌で注目されている。
パテント切れ後にアメリカ軍の次期アサルトライフルのトライアルがあったのがクローンを製造する会社が増えた原因と思われる。
世界一腕の立つ殺し屋の愛銃でもある。
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