概要
英語表記:Sir Grodus
メガバッテンの総統。頭部のドーム状のガラス内部には機械が詰め込まれているように、身体のほとんどが機械でできていることがわかる。また、強力な魔法を使うことができる。
計算高く非常に厳格、部下を捨て駒扱いしたり人質を取るなど手段を選ばぬ冷酷な性格で、クリスチーヌからは「他のキャラと違って1人だけシリアスなのが不気味」と評されるほどである(この作品ではこのバツガルフといい、マジョリンといい、異様にプレイヤーに不気味さやヘイトを抱かせるキャラが多いのが特徴)。だが、後述の理由から同情されることも多い。
活躍
ストーリーを通して、メガバッテンを率いておもにアジトでペケダーをはじめとした部下たちに指示を出していた。
ラストダンジョン「闇の宮殿」の奥深くでスターストーンを奪おうとマリオ達を待ち受ける。
戦闘では、自分の行動後にバツバリアンを一度に二体生み出し、バツバリアンの数だけ防御力を上げてくるうえに、4体揃うとバリアを張り無敵になり、バリアを解除するにはバツバリアンを全滅させないといけない。しかもこのバツバリアン攻撃もしてくるから厄介である。代わりに終盤のボスにしてはHPが50と低めに設定されている。
全体をストップ状態にする魔法ややけど状態の効果を持つ炎魔法、全体にダメージを与える雷魔法にこおり状態にすることがある氷魔法などいろいろな魔法を使いこなしてくる。
戦闘BGMは電子音と水の旋律のような音を速いテンポで奏でるようなイメージで、悪のボスとしてのカリスマを漂わせている。
なお、彼との戦いよりも、その後連戦で襲い掛かってくるクッパとカメックババの方が厄介。
それぞれHPが70,50もあり、途中回復をする間もなく戦うため、バツガルフ戦で苦戦しすぎるとかなりの劣勢に立たされる。そのため、バツガルフ戦で得られるスターポイントでレベルアップによる全回復をして戦うことが推奨される。
マリオに頭部が少し割れるほど追い詰められてしまったバツガルフはピーチ姫を人質にするも、天井から落ちてきたクッパに潰されてしまう。 その後マリオがクッパと戦っている間、なんとか体勢を立て直し、ピーチを連れ奥の部屋へと逃げ込み、ピーチを使ってカゲの女王を復活させる。しかし、カゲの女王の魔力を使って世界を支配しようとしていたが、実は彼もマジョリンに「復活させた者の言う事を聞くようになる」と嘘を吹き込まれており、女王の復活に利用されていただけにすぎなかった。これがカゲの女王の癪に障り、攻撃を受けて胴体を破壊されてどこかへ吹っ飛ばされたが、エンディングでは頭部だけでどうにか生き延びており、カゲの女王が倒されたことにより懲りて悪事を働かなくなった。
本編ではメガバッテンの総統として諸悪の根源のように描かれてはいるが、実際の黒幕はむしろスターストーンを7つ集めると開く扉の奥に強大な力が眠っておりそれを従えられると嘘を吹き込んだマジョリンの方であり、バツガルフ及びメガバッテンはその嘘に踊らされていただけに過ぎない。これをもって彼も被害者とする見方もある。
…とはいえ、世界征服の野望そのものは本人の意志であり、劇中でスターストーンを集める為に働いた悪事の数々、部下を捨て駒にする行為に関してもバツガルフが自分の意志で行っている(※これら悪事に関してマジョリンが誘導した可能性はあれど洗脳されたという描写は皆無)。
彼自身もメガバッテンもれっきとした悪人であることは間違いなく、むしろ悪人だったからこそマジョリンに利用されたというのが正確な所であり、とてもじゃないが純粋な被害者とはみなせないだろう。劇中の顛末はまさしく因果応報と言える。
スーパーマリオくん
ゲームとは違い、終盤で初めて登場。どうみても読者にバレバレなハリボテを被ってクッパに変装し、マリオ達を利用して1000年の扉に入る。目的は世界征服だが女物の制服を着るなどこの漫画の例によってボケている。
正体がバレた後は様々な魔法(とはいえアイスバー型に凍らせる、マリオをビデオのように操るなど)でマリオ達を苦しめるも、偶然マリオを追いかけてきた本物のクッパに踏みつぶされたことで、あっさりやられる。
その後はカゲの女王の反感を買ったことで、頭部だけのてるてる坊主にされてしまうという末路をとげた(最後は部下に明日天気にしてと頼まれる始末)。
余談
次回作『スーパーペーパーマリオ』の英語版では、カメレゴンが愛するアニメのタイトルが"The Grodus Chronicles"(バツガルフ年代記) となっている。
関連イラスト
関連タグ
ペーパーマリオRPG メガバッテン スーパーマリオヴィランズ
タタンガ:スーパーマリオくん6つの金貨編では、同じくマリオたちを圧倒するも突然真上から現れたクッパにやられてしまう。