CV:ダマン・ミルズ/子安武人(日本語吹替版)
概要
映画『バイオハザード:デスアイランド』の登場人物の1人にして、本作のメインヴィラン。
元アンブレラ社の下請け会社の民間軍事会社所属の武装義勇兵で、1998年に起きたラクーン事件当時に仲間のJJと共にラクーンシティの境界線へと派遣され、町から脱出しようとする市民を追い返す任務にあたっていた。
しかし任務の中で政府高官やアンブレラの役員のみを脱出させる一方で、一般市民に対しては暴力を用いて追い返す光景を目の当たりにしたことで、企業上層部や合衆国政府に対して疑問を抱くようになり、さらにJJを含めた仲間の義勇兵が全員t-ウィルスに感染。
本部に救援要請を求めるも感染者が1人でもある限り救援は送れないとして断られてしまう。このことを知ったJJは強い疑心暗鬼に陥り、ディランに殺されると思い込んだ彼はディランに襲い掛かり、激しい取っ組み合いの末にディランは友人であったJJを殺してしまう。
この一件がトラウマとなったディランは既得権益者のみが優遇され、何も持たない一般市民が虐げられる世界の構造に絶望し、さらに友人だったJJとの殺し合いを得てこの世には善も悪も存在しないという考えを抱くようになり、これらの経験から世界に変革をもたらすためにテロ計画を画策するようになった。
自身の計画実現の為に機械工学に機械工学専門家のアントニオ・テイラーを拉致してウィルス研究を手伝わせる一方、武器商人のグレン・アリアス率いるA-GUA社と取引してt-ウィルス、ウィルス研究のための設備、各種兵器等を調達。狙った対象のみを感染させることが可能なモスキート・バイオドローン及び発症タイミングを自在にコントロール出来る改良型t-ウィルスの開発を成功させ、さらにグレン・アリアス亡き後はクリスとレオンへの復讐に燃えるマリア・ゴメスを仲間に引き入れる。
尚、彼の目的はあくまでも「バイオドローンを利用して権力者を狙い撃ちで感染させて既存の利権構造を破壊する」、及び「全人類に自身と同じ経験をさせることで世界には善も悪も存在しないことを知らしめる」ことであり、かつてアリアスが個人的な復讐から全人類を無差別にウィルスに感染させようとしたバイオテロ計画とは全く異なっている為、アリアスの側近であったマリアと行動を共にしていることを理由にレオンから「アリアスの計画を引き継いだテロリスト」として扱われた際には怒りを滲ませ、アリアスとは全く目的が異なっていることを強調していた。
またレオンやクリス達に関しては国防所へのハッキングで情報を得ており、ラクーンシティで自身と同じような境遇を経験し、後にアンブレラ社を崩壊させた功績があるのにも係わらず、権力者の傲慢が惨劇を引き起こしていることを理解せず、それぞれBSAA、DSO、テラセイブといった体制側の組織に所属し、権力者のために働いていることに個人的に恨みを抱いており、今回のテロ計画を行うにあたり、彼らに罰を与える為に様々な策を講じてアルカトラズ島へと誘き寄せた。
その後、アルカトラズ島に意図的にバイオハザードを発生させ、その中でジルたちと交戦。最終的にメガロドンB.O.W.と融合して通称「ディロン」と呼ばれるクリーチャーへと変貌を遂げるが、最後はジル、レオン、クリスらのコンビネーションにより追い詰められ死亡した。
ディロン
クリス達を妨害するためT-ウィルスを投与してメガロドンB.O.Wと融合した大型B.O.W。
重火器ではほとんどダメージを与えられなかったが、クレアとレベッカがモスキート・バイオドローンのコントロールを奪ってディロンを襲わせたことで、ウイルス間干渉を引き起こして大幅に弱体化する。これにより用水路から島外へ逃げようとしたが、レオンとクリスのコンビネーションによる攻撃で水門を体の上に落され、水中で身動きが取れなくなる。その後、ジルが水中に投げ込んだ手榴弾の爆発で体を吹き飛ばされ、完全に倒された。
シリーズで登場した歴代の様々なロケットランチャーで攻撃してもビクともしない強靭な肉体
、超人染みた身体能力を持つ歴代主人公たちの攻撃に物ともせずあしらうなどシリーズで登場したラスボスB.O.Wの中で最強クラスの耐久力を持っている。
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