CV:上田燿司(日本語音声)
概要
『バイオハザード:デスアイランド』の登場人物。
国防高等研究計画局(DARPA)の研究員であり、機械工学の専門家としてバイオドローンの開発を行なっていたが、アメリカ合衆国の最高機密である研究成果を外部に売ろうとしたためにレオン・S・ケネディが所属するDSOの追跡を受けていた。
劇中ではDSOが駆けつける前にディラン・ブレイクの差し金に拉致されてしまい、研究施設でディランに脅されながらモスキート・バイオドローン(のプロトタイプ)を作らされていた。
人物像
機械工学を得意とする優秀な研究者ではあるが、それと同時に情報漏洩に走ってまで己の利益を優先するエゴイストであり、中盤で対面したレオンからは「クズ」と軽蔑された。
その一方では良くも悪くも一般人的な感性を持つ小心者でもあり、遅かれ早かれ用済みになればディランに始末される事を悟って逃亡したり、逃亡中に出会ったクリスとクレアに対しては「トニー・デイビス」という偽名を名乗ったりしていた。もっとも、小心者である故にデマを鵜呑みにする形でテラセイブを「カルト集団」「ハーバードヴィルの事件を起こしたテロリスト」と決めつけて(テラセイブ所属の)クレアを怒らせ、彼女とクリスがバイオドローンで窮地に陥った時に至っては1人だけ逃げ出そうとする等、トラブルメーカーな一面も披露していた。
作中の行動
一度はディランから逃げ出す事に成功したものの、クリス達がバイオドローンの攻撃で倒れてしまい、自身も逃走中にマリア・ゴメスに捕まって連れ戻された挙げ句にジル・バレンタインを挑発するための余興としてディランに銃で撃たれて致命傷を追ってしまう。
その後、バイオドローンで衰弱しながらも自分を助けようと止血を試みるクレアの行動に心を打たれ、ようやく今までの過ちに気づいて改心し、死に際に「クレア達のような人間にもっと早く出会えたら人生が変わったかもしれない(意訳)」と懺悔しながらバイオドローンにアクセスできるパスワードをクレアに託して息を引き取った。
余談
「デイビス」の姓で偽名を名乗ってハーバードヴィルのテロを認知している事から、『バイオハザード:ディジェネレーション』のロン・デイビスを意識したような役回りと言えるが、彼の場合はクレアを含めた周囲に対して終始傲慢な態度を取ってトラブルを起こす憎まれ役であり、最後まで改心する事なく密かに暗殺される等、テイラーとは正反対な人物であった。
上田燿司氏は映画『モスキートマン』で奇しくも「蚊=モスキート」に関連するキャラクターの日本語吹替えを担当していた。