ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ジョー・バイデンの編集履歴

2024-01-13 20:12:51 バージョン

ジョー・バイデン

じょーばいでん

アメリカ合衆国の政治家。第46代アメリカ合衆国大統領

概要

ジョセフ・ロビネット・バイデン・ジュニア(英語:Joseph Robinette Biden Jr.、1942年11月20日 – )は、アメリカ合衆国の政治家。第46代アメリカ合衆国大統領民主党員であるバイデンは2009年1月にオバマ政権で副大統領を務め、2017年1月に2期8年の任期を終えて退任した。それまでは1973年1月以来連邦上院議員(デラウェア州選出)を務め、上院議員時代は政策の実現を重んじる調整型の政治家として知られ、党派を超えた信頼を確立した。


経歴

1942年11月20日にペンシルベニア州スクラントンで、4人兄弟の長男として誕生した。1965年6月までデラウェア大学で学び、1968年6月にシラキュース大学で法学の学位を取得した。1971年1月にニューキャッスル郡議会議員になり、1972年11月に29歳で当選して以来アメリカ史上6番目に若い連邦上院議員となった。1973年1月に就任した後は、2009年1月まで6期36年も務めた。


2008年アメリカ合衆国大統領選挙でオバマはバイデンを副大統領候補に選び、それは2012年アメリカ合衆国大統領選挙でも同様であった。2009年1月にバイデンはオバマ政権の副大統領に就任し、2017年1月までの2期8年に亘って務めた。2020年アメリカ合衆国大統領選挙では、副大統領候補のカマラ・ハリスと共に、現職のトランプとペンスを破って当選した。


2021年1月にバイデンはアメリカ史上最高齢の大統領となり、同時に初めて女性の副大統領が誕生した。大統領として新型コロナウイルス感染症のパンデミックとその後の不況に取り組み、アメリカ救済計画法・超党派のインフラ投資及び雇用法・インフレ抑制法・CHIPS及び科学法・同性結婚の保護を成文化し、2022年12月に結婚防衛法を廃止した結婚尊重法を成立させた。同年6月にケタンジ・ブラウン・ジャクソンを、黒人女性として初めて連邦最高裁判所判事に就任させた。


2021年1月に気候変動に関するパリ協定に、アメリカが復帰する事を決定して国際連合に通知し、同年2月にアメリカをこの協定へ正式に復帰させた。2020年2月に前任のトランプ政権で合意したアフガニスタンからのアメリカ軍の撤退を実現させ、同年8月に2001年10月以来続いたアフガニスタン戦争を終結させたが、その間にアフガニスタン政府が崩壊してタリバンが実権を掌握した。


2021年9月にイギリスオーストラリアと共に、軍事同盟であるオーカスを発足させた。2022年2月にロシア・ウクライナ戦争が発生すると、同月にバイデンはロシアに対して制裁措置を実施し、ウクライナへ対外援助と武器の輸送を許可する事でこの戦争に対抗した。2023年4月にバイデンはビデオ声明を公表し、2024年アメリカ合衆国大統領選挙に出馬する意向を表明した。


宗教への態度

中絶容認派プロチョイス派)であり、この立場が理由でカトリック司祭からミサにおける聖体拝領を断られた事がある。枢機卿クラスの高位聖職者も「この聖餐の儀式にバイデンが受け入れられるべきで無い。」と主張している。


2012年5月に同性婚の肯定と合法化を推進する立場を表明し、2016年8月にホワイトハウスに勤務する2人の男性職員の結婚式の立ち会い人を務めた。2020年10月に「当選した暁には、LGBTQの権利を国際的にも拡大する。」と明言している。


カトリックの公式見解においては、信徒である政治家はバチカンの公式見解に反する政策を支持してはならず、バイデンはこれに従っていない事になる。しかし個別の聖職者・保守派の信徒の反発はともかく、ヴァチカン側・トップのローマ教皇がバイデンを名指しで直接制止しようとした事は無い。2013年3月に執行された第266代ローマ教皇フランシスコの就任式の時、同時に執行されたミサにはバイデンも参加している。またカトリック教会も一枚岩では無く、イエズス会などは人工妊娠中絶については一定の理解を示す立場を取っている。


余談

  • 2017年1月に大統領自由勲章を受章された時、勲章の授与については全く知らされていなかったという。ミシェル・オバマ大統領夫人や妻のジルと共に、ホワイトハウスの上級スタッフを慰労するイベントだと思って出席した。
  • 一家揃ってカトリック教徒である。カマラ・ハリスが黒人初・南アジア系初・女性初と初めて尽くしの副大統領であるため隠れがちであるが、彼もまた史上最高齢かつジョン・F・ケネディ以来2人目のカトリック教徒・史上初のデラウェア州出身者の大統領でもある。
  • 良く言えばフランク・悪く言えば野暮で軽率なところがあり、トランプほどでは無いが失言癖・言い間違いが多い。重要な法案が通過した際には喜びのあまり、公の場で思わず「こいつはクソでけぇ仕事だ!」と極めて下品な単語を用いる・トランプとの討論会で発言を遮り続けるトランプに対して「兄ちゃん、黙ったらどうだ?」と悪態をつく事があった。トランプと同じくアルコール依存症で道を誤った近親者がいるという理由で、全く酒を飲まないと公言している。
  • アメリカ史上最高齢での就任である。その為様々な健康診断を受けているが、2021年11月に麻酔を使った診断を受ける際に大統領権限が一時的にハリス副大統領に委譲された。これは女性が大統領権限を持つという史上初の出来事となった。

家族

1966年8月にネイリア・ハンターと結婚して2男1女が誕生したが、1972年12月に交通事故によってネイリアは娘のナオミと共に死亡した。その後は1977年6月にジル・トレイシー・ジェイコブスと結婚し、2人の間に娘のアシュリーが誕生した。ジルは教育学者であり、夫が大統領に就任した後も仕事を継続するとしている。


関連タグ

アメリカ合衆国大統領


関連リンク

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました