ハク(千と千尋の神隠し)

はく

映画『千と千尋の神隠し』の登場人物。

ここに来てはいけない！すぐ戻れ！

忘れないで。私は千尋の味方だからね。

無駄口を利くな。私のことは“ハク様”と呼べ。

CV：入野自由

概要

12歳ほどの白い狩衣を着たおかっぱ頭の謎の少年。

異界に迷い込んだ千尋を助けたが、なぜか彼女のことを幼い頃から知っていたという。

油屋では数少ない人間の姿をした美少年であり、魔女の湯婆婆に弟子として仕え、湯屋の帳場を預かっている。「魔女の弟子など、ろくな事はない」という釜爺の反対を振り切って弟子入りした末、湯婆婆の手足として利用されるようになってしまった。

本来の性格は温和で紳士的だが、契約の影響で普段は冷徹な人物になっており、湯婆婆の目が届かない所でしか本当の自分を出す事が出来ない(湯屋内で再会した千尋に対し「私のことはハク様と呼べ」と言ったのもそのため)。

魔法使いの弟子だけあって、風のスピードで疾走したり（忍者走りで）、筋肉に力を入れたり、時間をわずかながら止める事が出来るなど湯婆婆ほどではないがある程度の魔法も使う事が出来る。

また大きな白竜に変化する事ができ、その姿で表に出せない汚れ仕事なども担っていたが、劇中の後半銭婆相手に敗走し呪いに苦しめられる事になる。

本名の由来は、饒速日命（ニギハヤヒノミコト）だと思われる。
中の人の入野自由氏がハクの声を当てたのは声変わりしたばかりの13歳の頃であり、「今はもうできない」とのこと。
『ハウルの動く城』に登場した魔法使いサリマンの助手の美少年達も、髪色以外はハクに似ている。
ネット上ではハクこそが「元祖壁ドン」と言われることもある。
2020年に劇場版鬼滅の刃無限列車編が公開され、邦画史上最速となる公開から59日で興行収入300億を達成し、その立役者である煉獄杏寿郎が「300億の男」と呼ばれたが、その例に倣えばハクこそが「元祖300億の男」となる。