機体スペック
分類:戦闘爆撃機
生産形態:ワンオフモデル
全長:115.0 m
全高:機種展開時28.6 m
重量:450.0 t
動力:ニュートリノ・ジェネレータ、オーラコンバーター
開発:ノーヴル・ディラン
所属人類軍→ノーヴル一派
パイロット:アユル・ディラン
機体概要
本作における人類軍特務機動中隊に所属する赤い全翼戦闘機。
同部隊の副官を務めるアユル・ディラン(以下、アユル)が搭乗する。
サヤ・クルーガー(以下、サヤ)の搭乗機であるライラスに対応する機体だが、一般的な戦闘機の範疇に納まるライラスとは異なり、ドラウパは大型の機体である。
武装は機体上部に設置された4門のビームキャノンのみであり、射界も狭い。
しかしこれは通常時の話で、機体各部は展開が可能。ビームキャノンは下部がフレキシブル・アームで機体に接続されており、機体直下以外の全方位を砲撃可能となっている。
また、機体下部の4機のブースターは伸縮自在のクローアーム「トリシューラ」であり、戦闘機でありながら直接的な打撃すらも自在にこなす。
さらに、機首部分には人型機動兵器の上半身が格納されており、トリシューラによって歩行することで地上戦すらも行える、
まさに万能機というべき機体に仕上がっている。
最大の武器はこの上半身の両腕から放つエネルギーカノン「インドラ・ブラスター」。
オルフェスに対するライラスに相応する機体だが、ヴィジャーヤとの合体機構は備わっていない。これは、オデュッセアでは命の意味を体現するのは一面のみが限界であったため、そのもう一面を体現するための存在としてこの2機が造られたからである。
運用方法や特性がまるで違うのはそのためであり、アニエス・ベルジュとジン・スペンサー、サヤとアユルが戦わなければならなかったのも、互いに「生」を体現する機体のうち、どちらかがどちらかを制することで「死」を体現させ、「命の意味」を一つに収束させることが目的であった。
また、終盤人類軍に参加し[[ショット・ウェポン]によってヴィジャーヤと共にオーラコンバーターを取り付けられるも、ショット自身も指摘したようにマシン自体が命を吸うことになり負荷が増す結果になってしまった。
ちなみにヴィジャーヤ&ドラウパの場合、同期臨界時の戦闘方法は大出力による波状攻撃が本来の手法であった。
劇中ではアユルの能力不足でドラウパの方までは出力が上がりきらず、ヴィジャーヤの出力を限界以上まで跳ね上げてガーンディーヴァを叩き込む、という攻撃を使用していた。
登場作品
携帯作品
初登場作品。アユル機として第2部よりジンのヴィジャーヤと共に登場。
重装甲+アユルの「ガード」が相まって硬い。
ジンとは異なり優先的にアーニー&サヤを狙って来るため、誘導は比較的楽。
また、ヴィジャーヤと違いサイズがLなので、命中率は実は若干悪い。
ただし、その分命中すると痛いのでそこは注意。
また、射撃武器が全てビーム属性なので、最終決戦時には射程ギリギリにアーニー達を配置してグラン・ネイドルを援護防御に入らせれば戦いが楽になる。
武装
フレキシブル・ビーム砲
機体上部に設置されたビームキャノン。
アームの展開により自在に動く。
トリシューラ
機体下部に接続された4機のクローアーム。
伸縮自在であり、敵機を掴んで叩き潰す。
名の由来はヒンドゥー教の神である破壊神「シヴァ」が持つ三叉の槍から取られている。シヴァ神はこの槍で悪魔が住む金・銀・鉄で出来た都市を焼き尽くしたと伝えられる。
必殺武器
インドラ・ブラスター
『雷神』の名を冠する最強武器。
人型の両腕にエネルギーを収束させ、破壊光線として射出する。
使用時にはアユルとドラウパのカットインが入る。
方向指定型のMAPW版は範囲が広く射程も長いため、迂闊に密集すると吹っ飛ばされてしまう。
余談
機体名のドラウパとは、古代インドの叙事詩・マハーバーラタに登場する英雄アルジュナの妻・ドラウパディーであると思われる。
関連タグ
ライラス:サヤが搭乗する戦闘機。ドラウパの対存在にして、別の可能性。