機体スペック
分類を人型機動兵器
生産形態:ワンオフモデル
全高:31.0 m
重量:55.0 t
動力:ニュートリノ・ジェネレータ、オーラコンバーター
開発:ノーヴル・ディラン
所属:人類軍→ノーヴル一派
パイロット:ジン・スペンサー
機体概要
本作における人類軍特務機動中隊の隊長機。
機体色は紫を基調としており、高い機動力を持つ。
部隊長に抜擢されたジン・スペンサー(以下、ジン)が搭乗する。
かつてジンが搭乗していたライオットAをバージョンアップさせる形で設計されており、左手に保持したエネルギー銃「アンビション・カノン」をメイン兵装とした射撃戦型の機体。
動力にはオルフェス・ライラスに搭載されたレプトン・ベクトラーのさらなる発展型「ニュートリノ・ジェネレータ」を採用。
これにより両機以上の性能を発揮するが、粒子加速の反動によるパイロットへの負荷もまたオルフェス以上となってしまっている。
支援機・ドラウパのジェネレータと同期臨界が可能だが、こちらもエルプスユンデであるアユル・ディランの能力不足により完全な同期は実現していない。
また、終盤人類軍に参加したショット・ウェポンによってドラウパと共にオーラコンバーターを取り付けられるが、ショット自身も指摘したようにマシン自体が命を吸うことになり負荷が増す結果になってしまった。
オルフェスとは異なり支援機との合体機構や連携攻撃は存在しておらず、ドラウパとの同時運用を行う場合は完全にパイロット同士の連携が戦闘力を左右することになる。
登場作品
携帯作品
初登場作品。ジンの専用機として中盤から登場。
ジン本人はアニエス・ベルジュことアーニーとの因縁を強調してくるが……実際には通常思考なので、戦艦やデモンベインといったHPの高いユニットが近くにいるとそっちを狙って来る他、射程内に密集すると容赦なくMAP兵器をぶっ放してくる。
射程が長いためアウトレンジ攻撃は難しいが、隣接すればアンビション・カノンしか撃てなくなる。
設定的にはライバル機なのだが、厄介な特殊能力を持っているわけでもなければ、特にパワーアップが起きるでもなく、ドラウパとの合体攻撃もないため、全体的には「普通の強敵」と言った感じ。
加えてジン自身の能力が回避寄りなこともあってそこまで打たれ強くもない、とライバルにしては不遇だった。
特筆すべきは照準値の高さ。
初登場の段階で178とかなりの高さを誇るが、45話からの最終局面では照準値が190にまで到達する。
このため、迂闊に密集するとガーンディーヴァ(MAPW版)でまとめて吹っ飛ばされかねない。
三国伝の皆様やオーラバトラーでも運動性をしっかりと上げるか、地形適応Sを獲得しないと精神コマンド抜きでの回避が難しい。
なお、最終話でアユルの味方版顔グラがあることや、左手で武器を持っていることから「味方フラグがあるのでは？」と読む向きもあったが、結局仲間入りはしないことが攻略本で確定した。
武装
アンビション・カノン
左手に保持している銃砲。
ニュートリノ・ジェネレータのエネルギーを射出する。
単体武器としては両肩のビームキャノンと同時に打ち込み、敵の背後を取ってもう一撃叩き込む連続技。
コンヴィクション・ミサイル
バックパックに搭載された誘導ミサイル。
ライオットAのものの発展型。
必殺武器
ガーンディーヴァ
ニュートリノ・ジェネレータをフル回転させ、アンビション・カノンの砲身にどこからか射出された拡張ユニットを接続。
ボウガンのような形状に変形させて全開威力の一撃を放つ。
真に恐るべきはMAP版の方で、射程9・幅3の方向指定型(しかも先端部分が広がる)ため、迂闊に近づくと一網打尽にされてしまう。
更に、通常版・MAP版ともにサイズ修正無視まである(今作のサイズ修正無視はサイズ差からくる命中率の減衰も無視する)ため、SサイズとSSサイズのユニットでも油断は禁物。
名前の元ネタは、アルジュナがアグニ神から受け取った神弓「ガーンデーヴァ」から。
余談
機体名のヴィジャーヤは、古代インドの叙事詩・マハーバーラタに登場する英雄アルジュナの別名と思われる。
そしてアルジュナの妻の名はドラウパディーでありアユルの乗機ドラウパの由来、まさに夫婦機体なのである。
関連タグ
ライオットA:本機のベースとなった機体。
ドラウパ:ヴィジャーヤの支援機。
