「さようなら、お姉様」
「世界とは、こんなにも眩しいものだったのですね。」
概要
CV:ささきのぞみ
とある科学の超電磁砲にて登場。原作小説であるとある魔術の禁書目録には名前が出てきたことはない。
御坂美琴の量産型クローン「妹達(シスターズ)」の一人。美琴が初めて出会った個体である。当初は自分のクローンであるということで警戒されていたがすぐに打ち解け、一緒に食事をしたりゲコ太の缶バッジを貰ったりしている。いささか食い意地が張っており、美琴の分のアイスまで平らげてしらを切ったりしている一方、動物に愛情を見せたりと美琴似なところも見せていた。一方で紅茶はあまり気に入らなかったようで、はっきり「不味い」と言っていた(20000円する高級品だったのだが…)。
ちなみに、「どのように妹達は生み出されるのか」について詳しく描写された唯一の個体であったりする。
はっきり明言されているわけではないが、回想シーンに登場し、外の世界を見て感想を口にした個体がこの9982号という説がある。もし9982号だったなら、布束砥信が実験の妨害を試みるようになったきっかけを作った個体ということになる。
美琴と別れた後、絶対能力進化計画の「第9982次実験」のためアクセラレータと会戦。
負傷しながらも操車場にアクセラレータを誘導し、予め仕掛けていた地雷を相手の足元で爆発させた(この際の描写を見る限り、これが「第9982次実験」に与えられた課題だった様子。さしずめ「歩行中の足裏からの奇襲に対する『反射』による対処法」とでも言ったところであろうか)。
当然のごとくアクセラレータには通じないばかりか逆に片足をもぎ取られる致命傷を負わされる。程なく事情を知り駆けつけた美琴の目の前でなんとか(美琴からもらった)缶バッジを手にし、それを胸に抱いたまま、アクセラレータによって空中に打ち上げられ落下してきた保線車両で潰され死亡した。
この一件は美琴に強烈なトラウマを植え付け、以降の彼女は強い自責の念に苛まれつつも「実験」を止めるため奔走する事となる。最終的に実験は上条当麻の介入で止めることができたが、それまでにはさらに49人のミサカ達が犠牲になっている(彼女が美琴と出会い、そして死亡したのは8月15日。上条が一方通行を破って一〇〇三二号を助けたのが8月21日の夜なので、その間は1日あたり最低8人はミサカが殺されている計算になる)。
その後、彼女が持っていたものと同じゲコ太のバッジは生還した一〇〇三二号がガチャガチャで手にしている描写がある。
特典映像の「もっとまるっと超電磁砲3」では例によって回想シーンの台詞がネタ台詞に改変されており、次世代ゲーム機のあまりの高性能に驚愕しつつゲーム開発費の高騰を危惧したり、クソゲーと知りつつレトロゲームに興じて最後にはやっぱりクソゲーだったと漏らすなど、ゲームオタクと化している。
「クソゲーと言われたゲームの楽しさを掘り起こして玄人ぶる楽しさに浸りつつ悦に入ってみます、とミサカは状況の説明をします。…クソゲーでした」
登場シーンは少ないが、ねんどろいどになっている(商品名は「ミサカ」)。一応どのミサカにも対応した仕様だが、9982号のゲコ太缶バッジを再現するシールやスカートたくしあげシーンを再現するパーツがついている。顔パーツは3種類あり、通常顔(禁書目録のジト目)、デフォルメ顔、ほうけ顔(超電磁砲Sの美琴と同じ描かれ方の目)が付属し、前髪パーツを交換することでゴーグルを装着した姿も再現できる。他、電撃エフェクトパーツとアサルトライフルがついている。