概要
男神アポロンが運営する探索系ファミリア。等級はD。エンブレムは太陽に弓矢。最終到達階層は20階層。
Lv.3以上は団長のヒュアキントス・クリオのみだが、Lv.2の冒険者はそれなりにおり、団員は総勢百十人ほど所属している中堅派閥。かつて17階層の階層主「ゴライアス」を自分達のパーティで討伐した実績がある。
アポロンが見初めた者たちが数多く所属し、団員は美男美女が多く、その大半はアポロンが見初めて他派閥から強引に引き抜いた者ばかりで、ヒュアキントスのように忠誠心が高い者もいるが、大半はただ従っているか恨んでいる者ばかりである。
アポロンの執念深い性格の所為で、狙いを付けた冒険者を追い込むあまり結果的都市に被害を出すことが多々あるため、『ギルド』もペナルティを科しているがアポロンがそれを意に介さないため、問題あるファミリアとして頭を抱えている。
アポロンが『神会(デナトゥス)』でわずか一か月半でランクアップし、『世界最速兎(レコードホルダー)』となったベル・クラネルを知り、一目で気に入り、次の標的として定めてヒュアキントスに『戦争遊戯(ウォーゲーム)』を申し込む大義名分を作るように命じ、酒場でルアンがベル達を挑発して暴行を受けた(実際にやったのはまだ【ヘファイストス・ファミリア】のヴェルフ)ことで、『神の宴』に来ていたヘスティアに「因縁つけて暴行してきた」とでっち上げて『戦争遊戯』を申し込む。当然、ヘスティアが拒否すると、翌日に【ヘスティア・ファミリア】の本拠を襲撃し、さらに協力を取り付けた【ソーマ・ファミリア】とともに逃げるベルとヘスティアを追い込んでいき、最終的に『戦争遊戯』を承諾させた。
その後の『神会』で勝負形式が『攻城戦』に決まり、アポロン側が圧倒的有利となるが、さすがに不公平と思ったヘルメスが助っ人を提案し、フレイヤ達もそれを推したため渋々認めた(ただし、オラリオ外のファミリアで一人だけという狡い譲歩をしている)。そして、アポロンは勝ったらベルをもらいヘスティアは強制送還させると要求し、負けたら何でも要求を呑むと豪語。
シュリーム古城跡地で守備側になり、もはや勝ったも同然と『戦争遊戯』が始まるが、開始早々に『クロッゾの魔剣』を持った助っ人のエルフやルアンに変身したリリの情報攪乱など終始翻弄された末に、団長のヒュアキントスがベルとの一騎打ちに敗れるという大番狂わせが起きてしまう。
予想外の敗北に愕然とするアポロンにヘスティアが今までの仕打ちを返すが如く、「全財産没収」、「ファミリアは解散」、「アポロンはオラリオから永久追放」と容赦なく言い渡されたことで、ファミリアは解散となった。
後に【アポロン・ファミリア】の本拠は【ヘスティア・ファミリア】の新たな本拠となった。
『メモリア・フレーゼ』では再起を果たしのかは不明だが、オラリオ外で活動中の模様。
「アエデス・ウェスタ」ではオリンピアから逃亡し行き場を失った住人たちの為に集落を作ったり外敵から住人たちを守っていた。
ちなみにアポロンの乱心は団員の間では「ベル・クラネルが悪い」ということで一致している模様。
メンバー
※レベルは在籍時。
ファミリアの主神。
かなり好色家な男神で、守備範囲が広過ぎる変神。執念深い性格で、狙いを付けた相手をどこまでも追い掛ける。『戦争遊戯』に負けてオラリオを追放される。
Lv.3→Lv.4
ファミリアの団長。エルフに負けないほどの美形のヒューマンの男性。アポロンに心酔しているが、プライドが高く冷酷な性格。解散後、アポロンを付いて行ってオラリオを出る。
オラリオ追放後にレベルアップした。
Lv.2。
強気な性格のヒューマンの女性。かつて他派閥から無理矢理引き抜きされたためアポロンを恨んでいる。解散後、【ミアハ・ファミリア】に入団。
Lv.2。
おどおどした性格のヒューマンの女性。予知夢を見てベルと関わらないように必死に止めていたが聞き入られず、結果敗北する。解散後、【ミアハ・ファミリア】に入団。
- リッソス
Lv.2。
エルフの男性。小隊を率いて【ヘスティア・ファミリア】の本拠を最初に襲撃した。解散後、アポロンを付いて行ってオラリオを出る。
Lv.1
小人族(パルゥム)の少年。酒場でベル達を挑発して『戦争遊戯』の切っ掛けを作る。『戦争遊戯』前にリリ達に捕まり監禁される。解散後、酒場の店員に身を落とす。