いい仕事してますねぇ
概要
1994年4月19日より放送を開始。2018年で放送25年目を迎える長寿番組である。
元々は、この番組の元司会者である島田紳助が過去に司会をしていた深夜番組「EXテレビ」(読売テレビ制作日本テレビ系)の一企画として放送した「家宝鑑定ショー」がルーツである。
当初はEXテレビを放送していた読売テレビのキー局である日本テレビに家宝鑑定ショーを一つの番組にしたらどうかと打診したが断られ、「EXテレビ」最終回時点で司会を務めていた島田紳助か上岡龍太郎のどちらかをそのまま司会者として起用することを条件に企画を売りに出した。その企画をテレビ東京が買ったことで生まれた番組である。
基本の流れは依頼人と依頼人のお宝に関するエピソードを紹介、お宝に関する解説のナレーション、依頼人の鑑定価格提示、鑑定士による鑑定結果である。鑑定結果以外にも例えば芸術品の場合その芸術家のエピソードにも触れるため単なる結果に一喜一憂するバラエティでは終わらない。
通常放送の場合著名人・一般視聴者・出張なんでも鑑定団・一般視聴者の順で鑑定が進んでいく。出張何でも鑑定団はスタジオを飛び出しお宝を探しに来るのであなたの街にも来るかも知れない。
なおテレビ東京系火曜21時台はローカルセールス枠として扱われているが、視聴率が安定して高い上にローカルのスポンサーも付きやすいため、TXN系列加盟局で全局同時ネットとなっている。しかも日曜の昼に再放送も行っている。BSテレ東でも放送されている。
系列外局への番販ネットも行っており、放送都道府県数は45都道府県に上る。山形テレビはフジテレビ系列からテレビ朝日系列へのネットチェンジによる苦境を本番組の番販ネットで助けられたと言える。地上波で放送されていないのは京都府と兵庫県のみである。過去の歴史上仕方ないか。
ちなみに、歴代最高鑑定額は2005年9月27日の「柿右衛門様式の壺」で、なんと5億円である。
番組の内容
裏番組との競争
番組開始当初は裏番組にフジテレビの「なるほど!ザ・ワールド」、日本テレビの「火曜サスペンス劇場」、その後はテレビ朝日の「人気者で行こう!(製作は朝日放送)」、TBSの「ガチンコ!」など強力な人気番組に苦しめられたことで視聴率はあまり高くなかったが、阪神淡路大震災発生時も通常番組を編成していたいわゆるテレ東伝説や本物っぽく見える鑑定品が実は偽物だった、逆にそれほど価値があるように見えない品が実は高価なプレミアがついていたりなどのどんでん返しが人気を呼んだことで視聴率が伸び、「なるほど」を1996年、「人気者」を2001年に終了に追い込み、その後「ガチンコ!」はやらせスキャンダルの影響で2003年、「火サス」も2005年に終了した。
しかし、石坂カット事件や曜変天目事件が視聴率にも影響をおよぼし、他のテレビ東京ゴールデンの番組と同じくらいの視聴率まで下がってしまった。
なおTBSも似たような番組を制作したがこちらは1年で打ち切られた。
データ放送*
2016年からデータ放送で鑑定額予想クイズが開始された。対象となるのはゲストを除くスタジオ鑑定で、金額がピタリ当たると金の招き猫、桁数のみが当たると銀の招き猫をゲットできる。銀の招き猫は10個たまると金の招き猫1個となる。金の招き猫を10個ためて応募すると賞品がもらえる。2017年4月からは銀の招き猫の獲得条件が誤差10%以内に変更になった。