概要
第53話「二段変身!!目くらまし機械獣」に登場した機械獣。
西洋の騎士のようなデザインをしており、背面にはコウモリのような翼を持つ。
腹部の円盤状のパーツはカッターとして射出する事が可能。目からは光線を放ち、サブタイトルにもなっている目くらまし攻撃を得意とする。
最大の特徴としてブラザスS1・S2と同じく人間大サイズだが、上述の目くらまし攻撃で相手の隙を突き、物理法則を無視するかのように、通常の機械獣のような巨大なサイズへと姿を変える。
劇中での活躍
火の用心の呼び掛けをしていたボスボロットの前に姿を現し、巨大化により手玉に取る。妨害電波を出して研究所からのキャッチが出来ないようにしていた所を、アフロダイAで増援に現れたさやかが挑むも、当初はボスの忠告を信じられずにいたが、同じく巨大化を目にした事で驚愕する。発見が困難な小型のボディと高い攻撃力を持つ大型ボディを使い分け、研究所を翻弄。
その後、小型の姿で街で破壊活動を行い、マジンガーZを誘き寄せるが(しかも戦闘中に両腕のロケットパンチに悠々と腕組みをして立つ余裕さをも披露)、目くらまし攻撃で隙を突き、一瞬の間に姿を消したかと思うと、今度は研究所のすぐ近くに大型ボディで出現。マジンガー不在の研究所に攻撃を仕掛ける。
研究所からの通信を聞いた甲児はそちらに向かおうとするが、そこに小型ボディが現れる。
真相
実はダブルフェイザーV1という機械獣は大型機(ビッグ)と小型機(スモール)の2機が存在しており、目くらまし攻撃の隙に入れ替わる事で1体の機械獣が巨大化していると錯覚させていたのだった。
機械獣は1体しかいないと錯覚させたうえで、小回りの利くスモールがマジンガーを足止めしている隙に大型機のパワーで研究所を攻めるという周到な作戦だったが、スモールがマジンガーを追いかけて飛んできたのを「今だ!」と甲児は見計らい、ブレストファイヤーでスモールが撃墜されると、大型機はあしゅら男爵の命令を無視。研究所を放置し、小型機の残骸の元へと向かう(しかも飛んでいく途中でマジンガーZがいたにも拘らず、目もくれずにいたのでこれには甲児も「あれ?」と不思議に思わざるを得なかった)と、まるで弔うかのように土をかけ埋葬。(甲児曰く「センチな機械獣だぜ」。)
スモールの仇討ちとでも言わんばかりの気迫でマジンガーに猛攻を加え(腹部から何発でも発射できるクレー射撃のクレーのような円盤型爆弾で前回でバズソンM1がやったようにスクランダーの片翼を折り、続け様に正面からの低空飛行体当たりでマジンガーの膝を破壊してしまう(!!))、遂には高空からマジンガーを抱えたまま研究所への特攻を試みるが、零距離でブレストファイヤーを受けた事でマジンガーに離脱され、そのまま研究所のバリアーに衝突し爆散する。
余談
前回登場したカマキリのような機械獣のバズソンM1が、以前登場したカーマK5の『薄い箇所なら超合金Zでも切断できる』のを更に強化・発展させたのか、今度は『ジェットスクランダーの片翼どころか、マジンガーの胸部放熱板の片方をいとも簡単に腕の鎌で切り裂いてしまった』事から、次の回の今回はまたも片翼をやられては脚部(膝辺り)を破壊されて、段々と超合金Zの頑丈さによる優位性が崩れてきているというのが顕著になってきてしまってきているのは、眼を見張るべき点であろう。
関連項目
ロビンマスク:デザインが類似している。当然ダブルフェイザーが先にデザインされている。
円盤獣デキデキ:デザインが類似している。当然ダブルフェイザーが先にデザインされている。