概要
41話「折れた翼 大空の死闘」に登場した機械獣。
飛行要塞グール内で製造された。背中の翼により、自在に飛行する事が可能。
手にした長柄の大鎌はただの刃物ではなく、電磁メスの作用で切断している。このため鋭い切れ味を有し、アフロダイAの外装のみならず、超合金Z製のジェットスクランダーも(薄い箇所だが)切断した。
両目からは光線を発射し、アフロダイAのミサイルを狙撃し破壊した。
腹部からはミサイルを発射、初戦では起動前のマジンガーZを攻撃した。再戦時にはグレーの「バリヤー消去ミサイル」を発射し、光子力研究所のバリヤーを無効化した。
また、頭部には「落雷誘導装置」を内蔵。頭部装甲(眉毛の様な顔面の外装部)を赤く発光させる事で、黒雲を呼び寄せて落雷を発生させ、飛行中のマジンガーZに攻撃した。
全高18m、重量190t。
ダイナミックプロの原案デザインは不明。
劇中での活躍
ブロッケン伯爵は、自身の立案した『超高高度にマジンガーZを誘き出し攻撃する』という作戦を実行。その作戦遂行のために投入した。
その飛行能力で、スクランダーで飛行するマジンガーZを高度二万メートルまで誘導。甲児の呼吸を困難にさせたところで、落雷で攻撃した。
高高度の無理な飛行と、落雷での攻撃で、気圧の変化によりスクランダーの右翼にヒビを入れさせることに成功する。
再戦時には、光子力研究所を直接襲撃。バリヤー消去ミサイルでバリヤーを消し、そのまま攻撃する。
無理を押した甲児が出動したマジンガーZと空中戦を行い、ヒビの修理が終わっていないスクランダーの右翼を折る事に成功。飛行バランスを崩した。
更に落雷で攻撃しようとするも、甲児の機転によりスクランダーの左翼を鎌で切断してしまい、バランスが戻ってしまう。
そのまま、カーマK5も左翼をもぎ取られ、地上に墜落。地上戦で、ブレストファイヤーを受けて破壊された。
余談
手にした鎌は、死神の大鎌というより『鎌のような三日月形の刃中央部から、柄が伸びている』という形状である(なので、正確には鎌とは異なる)。
この鎌もまた、グール内で製造される様子が劇中で描かれていた。
また、「黒雲(雷雲)を呼び寄せて、発生させた落雷を用いて攻撃」という、後のグレートマジンガーのサンダーブレークを彷彿とした攻撃を行っている。