闇のディアルガ
やみのでぃあるが
概要
「ポケモン不思議のダンジョン」の探検隊シリーズにのみ登場するディアルガの形態。未来世界での星の停止の影響で凶暴化してしまった姿。通常のディアルガに対して、皮膚の青色がさらに深く、胸の宝石や体の線がオレンジ色に変わっている(色違いではない)。
自我も理性も失われおり、残されているのは「時間を守護する」という本能のみ。次元の塔に近づくポケモンを見境無く制裁を下す存在と成り果ててしまっている。
星の停止が起こった未来世界では完全に闇に染まりきっているため何も話すことはできないが、主人公やパートナーの過ごしていた現在の世界ではまだギリギリ理性があり少しだけ喋ることができる。
次元の塔を破壊しに来たという勝手な思い込みで主人公とパートナーに襲いかかるが、逆に主人公達に倒されてしまう。主人公達が時の歯車を使い、星の停止を防いだことで正気を取り戻し元の姿へ戻った。
戦闘ではときのほうこうがかなり厄介で、入念に準備しておかないとこの技で瞬殺もあり得る。
デバフを与える「すいみんのタネ」、「まどわしのタネ」、バフ用の「もうげきのタネ」を用意しておくのがベスト。『空の探検隊』で主人公にリオルを選んでいるとタイプ一致で弱点を突くのも容易いので多少は楽になるだろう。既にクリア済みのソフトがあるなら、そこから「きあいだま」などのわざマシンを持ってくるのも良い。
空の探検隊ではスペシャルエピソード「あんこくのみらいで」でもラスボスを務める。歴史が変わってしまった事で更に凶暴化し、大氷山にある時の回廊を破壊し、未来の世界以外の時間を破壊しようとするがジュプトル達によって阻止され、歴史改変の影響でいち早く消滅してしまった。
なお、この時のディアルガは何と「どうぐマスター」、「わざだけつかう」などといった基本のかしこさすら全て無い状態である。
スペシャルエピソードはプレイ中に上げたレベルがクリア後の再プレイ時に引き継がれないので、そういった意味ではゲームシステム的には一種の救済措置なのかもしれない。また、ストーリー的に考えても、完全に自我を失いもはや破壊以外の行動を取ることのない凶暴性がなおさら伝わってきて、納得すると同時に不気味さすら感じられる。
その後、「自身よりも上位の存在」とされる何者かの手によって未来の世界が復活したことで再び復活することができた。
上記に書かれているように非常に凶暴な性格をしているが、正気を取り戻した本来のディアルガは慈悲深く寛大な性格をしており、歴史改変の影響で消滅してしまった主人公を復活させ、パートナーと再び巡り会わせてくれた。
また、次元の塔クリア後に再度次元の塔を訪れると本来のディアルガと戦うことができ、倒すと必ず仲間にすることができる。
ゲーム中では「やみのディアルガ」と表記されているが、
pixiv含むゲーム以外の媒体では「闇のディアルガ」と表記されることが多い。
テーマ曲
タイトルは「けっせん!ディアルガ!」。
作曲者はノイジークローク所属のいとうけいすけ、川越康弘、村上徳子。作中で度々使用される「ときのはぐるま」がアレンジされて組み込まれている。
前後のシナリオからのシンクロ率から、プレイヤーからの人気は高い。
ファン投票企画『みんなで決めるゲーム音楽ベスト100』においては毎度上位をキープしており、第3回で32位に落ち込んだ時以外は必ず10位代や一桁代に入っているというポケモン楽曲としても凄まじいまでの人気を誇る(詳しくは該当項目もチェックしてほしい)。