概要
ドルアーガ配下の魔法使い。高みを目指すその知性故に、たやすく闇に堕ちたと言われる。ゆったりとしたフード付きのローブに身を包み、白髭を蓄えた風貌をしている。スーマール帝国の兵士の死体をボーンナイトとして蘇らせる非道にも手を染めている他、自らが死してもなお亡霊と化して彷徨う執念も持つ。
特徴
原作『ドルアーガの塔』においては、ワープで移動し、突然現れては呪文(スペル)を唱えて遠距離から攻撃し、すぐに姿を消すという神出鬼没の動きをする。スペルは高速で飛び、盾を構えれば防ぐことができるが、盾で受けられなければ(特別なアイテムがない限り)ギルは一撃でやられてしまう。また、盾で防いだとしても、すぐに剣を抜いて攻撃しなければ倒すことができないため、複数で出現されると苦戦を強いられる。反面、体力の概念がなく、一撃で倒せる脆さも持つ。
メイジ
低位の魔法使い。紫のローブを着る。4階とかなり早くから出現。内壁に当たれば消えるホワイトスペルを唱える。
ソーサラー
緑のローブを着る。6階から出現。唱えるレッドスペルは、開けた場所まで飛ぶと炎(ファイアーエレメント)に変化して通路を塞ぐため、スペルの通過を待って倒すことができない厄介な敵。但し、ゲームを進めてファイアーエレメントを無効にできるアイテムが手に入れば対処が楽になる。
ドルイド
灰色のローブを着る。9階から出現。内壁を破壊するブルースペルを唱えるため、マトックの代わりに壁を壊す役として利用されることも多い。
ウィザード
高位の魔法使い。オレンジのローブを着る。14階から出現。内壁を破壊せずに貫通するグリーンスペルを唱えるため、壁で呪文をやり過ごすことができず、複数で囲まれると対処が非常に困難になる。また、59階ではドルアーガの化身の一人としてウィザード・スーパーが登場し、4人のウィザードに分身して攻撃してくるが、4人のうち本物は1人だけで、本物を倒さない限り進むことができない。
続編や外部作品でも、神出鬼没の動きと様々な呪文でギルやカイを苦しめる他、各マジシャンの差別化として属性魔法を使うケースも多い。『ナムコクロスカプコン』では、ドルアーガの化身としてのウィザードがドルアーガ・ウィザードとして再現されている。