やきつくす
やきつくす
データ
初出 | 第5世代 |
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タイプ | ほのお |
分類 | 特殊 |
威力 | 30(第5世代)→60(第6世代) |
命中率 | 100 |
PP | 15 |
範囲 | 相手全体 |
直接攻撃 | × |
効果 | 相手が木の実・ジュエルを持っている場合、燃やして使用不能にする |
英語名 | Incinerate |
概要
本編
第5世代初登場の技。
炎を吐いて、相手の木の実を燃やし尽くしてしまう技。やけどの追加効果は無い代わりに、相手の木の実(第6世代ではジュエルも)を燃やして使用できなくする追加効果を持つ。
現時点でも数少ない完全なアイテムロストを起こせる技であり、一応はたきおとすも持ち物を失わせることはできるが、こちらは戦闘終了後に道具が復活するのが違い(あっちはあくタイプの物理技)。
本編の対トレーナー戦でこの技を受けると持たせた木の実が消えるので注意すること。
ちなみにオッカの実は技を受ける前に使うため、燃やすことができない(結果的にはなくなるが)。
最弱火力
いかにも大技っぽいネーミング・なかなか強そうなエフェクトに反し、登場した時の威力は僅か30。
ほのおの基本技であるひのこが40で、それまでは15しかなかったほのおのうずも35に倍増したため、めでたくほのおタイプの最弱技になってしまった。
レベルで習得できるポケモンもそれなりに存在するが、全て低レベルでの習得である。
さすがに弱すぎたのか、第6世代では威力が*60に倍増……したものの、もともとほのお技は高威力技がわんさかあるのでやっぱり弱い。追加効果で妥協しようにも、やはりその威力が足を引っ張ってしまう為採用は難しかった。
またジュエルを燃やせるようになったが、生憎第6世代ではジュエルがノーマルだけという向かい風が……。
なお威力60という点では一応テクニシャンの対象になり、仮に組み合わせができればかえんほうしゃと同じ威力……なのだが、よりによってほのおタイプにはテクニシャン持ちがいない(一応この技を覚えるポケモンでテクニシャン持ちはドーブルがいたのだが)
しかしめざめるパワーが威力60固定になったのは追い風であり、めざパ炎の代わりに採用するという作戦が生まれ、ささやかな地位向上もしている。
特にめざパを氷にしたい+ねっぷうを覚えないボルトロスは(主にれいじゅうフォルムで)採用する事は少なくない。
他にもわざマシンであったことからかえんほうしゃやだいもんじ等他の高威力ほのお特殊技を覚えないポケモンに採用することもあった。
何気に全体攻撃である(このためか、アニメでは複数の火球を一斉発射する技となっていることも)。
XYで群れバトルが登場したため、こちらの方向でも使われることもある。
第9世代ポケモンSVでは、ホゲータが進化前のLv15で自力習得することができる。進化後のアチゲータがかえんほうしゃを習得するためにはLv32まで育てる必要があるため、最初にホゲータを選んだ場合はストーリー序盤〜中盤において威力・命中ともに安定した主力技として活躍する。
ポケモンGO
GOバトルリーグのシーズン5開始と同時に、通常技として2020年11月24日に実装された。2023年12月にトレーナーバトルでの威力が5アップし、あのカウンターを上回る性能になった。
性能面としては1発辺りの威力、エネルギーの溜まり具合が共に優秀な技ではあるが、非常に硬直時間が長いと言う致命的な弱点もある。
トレーナーバトルはともかく、レイドバトルやジムバトルではこの影響で相手の攻撃を回避し辛くなり、総合的に見るとほのおのキバやほのおのうず等に譲る部分もある為扱いが難しいところ。
ただ、ホウオウの場合は通常技でタイプ一致技がめざパ炎以外ではこれしかないためほのおポケモンとして運用するのであれば否が応でも頼らざるを得ないのが現状。ようやくタイプ一致技が与えられたと思ったら、機動力の低下というとんでもない代償を支払う羽目になってしまったホウオウの心境やいかに。