概要
奇書『山海経』の北山経によると、鈎吾山に棲む人喰いの獣であり、姿は人面で虎に似た牙を持ち、身体は羊のようで爪は人のもの。さらに目は脇の下にあるという異形で、鳴き声は赤ん坊に似るという。
晋代の郭璞は、注釈で狍鴞が夏の鼎に表された春秋左氏伝の饕餮としている。
中国語ではパオシャオ(Paoxiao)、広東語ではパーウヒーウ(Paauhiu)、韓国ではポヒョ(Pohyo)、北アジア辺りの言葉ではロビトゥ(Lobitu)と呼ぶ。
創作での扱い
- 魔天伝説~戦慄のオーパーツ~
造形作家・キャラクターデザイナー韮沢靖氏がデザインを担当したSFC用RPGで、廃墟と化した東京(洒落か?)に跋扈するモンスターの一体として登場した。なお韮沢氏は「ホウキョウ」という響きが気に入っていたようで、今作以前にも京劇役者をイメージした姿の同名クリーチャーの造形作品を発表している。
- スーパーロボット大戦OGシリーズ
第2次スーパーロボット大戦OGにて初登場したメカ。
バラルに使役されている妖機人の一種。
名前は抱鴞となっている。
デザインを担当されたのは饕餮王と同じく八房龍之助氏である。