榊原恒一
さかきばらこういち
概要
主人公。15歳。榊原家の一人息子。
中学3年の5月に、父親(陽介)の仕事の都合で夜見山北中学の3年3組に転入してきた。転入後1ヶ月は気胸を理由に病院で生活している。一人称は「僕」。趣味は読書で好きなジャンルはホラー。成績は優秀である。
母親(理津子)は彼を産んですぐに亡くなっている。
父親は東京の某有名大学で文化人類学だか社会生態学だがの研究をしている為しょっちゅう家を空けがち。その父親の出張の為に東京から母親の故郷である夜見山市の祖父母の家に預けられ、中学3年の5月に夜見山北中学の3年3組に転入してきた。父が家にいないことが多いため家事全般だけは得意。
肺に自然気胸(原発性自然気胸)という持病がある。
3年3組の“災厄”について詳しく知らないまま転校してきたため、事情を知らないままクラス内で『いないもの』として扱われている見崎鳴に接触してしまう。そしてクラスメイトの桜木ゆかりを初めとするクラスの関係者達が次々に死亡してしまったことでクラスメイト達から災厄が始まった原因と見なされ、赤沢泉美の判断で鳴と同じいないものにされてしまう。その後、同じ『いないもの』である鳴から3年3組の災厄について聞かされ、彼女と打ち解けて仲良くなる。
担任の久保寺紹二の自殺後は鳴共々『いないもの』を解除され、仲間達と共に災厄を止める方法を探そうとする。
そしてついに学校のOBから、当時の三組生徒だった男性が残した「災厄を止める方法」のありかを知る事となる。しかしその方法を実行するには、まずクラスに紛れ込んだ『死者』の正体が誰なのかを突き止める事が必要だった……
一応真面目な性格の好青年だが、原作や漫画版では若干毒舌な一面が見られる。アニメ版ではそういった部分は見らない(が、はっちゃけた妄想は映像化された)。また、病弱ではあるものの運動神経はそれなりに良いのか、アニメ版では疑心暗鬼に陥って発狂した風見智彦のナイフによる攻撃を全て避けている。
Another 2001
第1作「Another」から3年後の物語であり、この頃の恒一は父と共にアメリカやメキシコなど海外を回っている。また、夜見山で暮らしている鳴とは異なり〈現象〉による記憶改竄を受けず、当時のことを覚えていて、電話越しで今作主人公・比良塚想に〈現象〉を止める対処法"を伝える。