概要
CV:米澤円(アニメ版)
物怖じせずにスバスバと物事を言う3年3組のリーダー格で、進級の時期からはずれて登校してきた榊原恒一のことを意識している様子である。
密かな弱点はくすぐり。とても弱い。
3組の『災厄』の対策係を務め、桜木の死後は女子のクラス委員長にも兼ねるようになる。
災厄を止めるために榊原恒一を二人目の『いないもの』にすることを提案し、アニメ版ではそれを実行する前に彼に謝罪した。
小説版・漫画版・アニメ版・実写映画版それぞれで扱いが全く異なるキャラクターであり、特にアニメ版では実質的なもう一人のヒロインとして描かれている。前述の恒一に好意を持っている設定もアニメ版のみであり、漫画版では最終的に勅使河原と若干良い雰囲気になる。
原作では容姿に関する記述はないが、漫画・アニメ版では赤髪のツインテールが特徴の美少女となっている。
なお、アニメ版では水着回(第8話)で中学生離れしたナイスバディを披露した。
アニメ版では、彼女が1年半前に恒一と出会った事があると主張しているが…?(ネタバレ注意)
そのことにより恒一と仲良くする見崎鳴に強い嫉妬を抱くようになる。
【警告】以下、物語とシリーズの重要なネタバレを含みます。
3年後が舞台となる、『2001』編では〈死者〉として復活(※)。
『エピソードS』で関連が示唆されていたように、本作の主人公・比良塚想と同い年のいとこ兼クラスメイトとして協力。
原作はじめ98年度のように追い込まれ不安定になるそぶりは見せず、対策係として有能ぶりを発揮する。
しかし……中盤では良かれと思って行った対策が皮肉な結果を招いていた事になる。
ベートーヴェンの『月光』を奏でるというピアノの腕前を披露する他、(引きこもりじゃないけど)兄がいる漫画版の設定や、ハワイコナのエクストラファンシーが好きと言う設定がアニメから逆輸入されてもいる。
また、あの傑作映画の影響で恐竜が好きという、意外な趣味が判明する。
ちなみに、2001年は第3作目の公開された年で、想やその友達と見に行くことを楽しみにしている。
今作においてある種のミスリードを誘う為の存在であり、中盤で死に還るものの、主人公はその後も彼女の幻を見たり心の中で彼を助けたりと本作で重要な存在となっていて、榊原恒一にとっての三神怜子のように想にとっても〈現象〉で復活した存在でありながら、成長を促し心の支えとなる存在として描かれた。
彼女の最期は原作の三神怜子を思わせるもの(※2)となっており、対立していた鳴との再会やかつてないほど穏やかな対話や協力が描かれていて、アニメ版や漫画版の鳴を〈死者〉と思い込み殺そうとする場面を彷彿とさせるものとして、鳴が泉美を〈死者〉と暴いて彼女を殺そうと執拗に追いかけるなど、前作とはある種真逆とも言える展開となっている。
※ちなみにこの件は第一作目を読んでいる人と読んでいない人とで情報の差はつかないようになっている。
※2最初に死亡した時も含む。
二次創作では
二次創作でも赤沢さんは大変人気である。特にツンデレヒロインとしての側面を特に強調されることが多く、ギャグ方面になると視聴者ファンやクラスメイトから無能と散々いじられてしまうことが多い。
また、ハワイコナ・エクストラファンシーがお気に入りなことから、コーヒーネタでもいじられている。
また、アニメ版で恒一に好意を抱いていたことから、二次創作では恒一が好きすぎて、彼のことになると暴走気味になっていて、呼び方も「恒一くん」→「恒一きゅん」と呼び彼に欲情する変態になっていることが多々ある。
一方で、アニメ版本編が悲惨な結末だったこともあり、恒一と結ばれたり、鳴と和解するなど、ファンにとってどうしてこうならなかったと言えるような救済ルートの作品もよく見られる。