「そうや、オレの名前は総司!六代目沖田総司や!!」
CV:遊佐浩二
概要
物語終盤の織田信長御前試合編で登場の少年剣士。
六代目沖田総司として育てられたが、その類稀なる才能が故に剣の道に充実感を見出せず、大会での優勝を条件に剣術を捨てる約束を祖父と交わしていた。
準決勝で主人公・鉄刃と当たり、終始刃を圧倒する程の才覚を見せたが、追い詰められた刃が無意識に出した「闘刃」に翻弄され続けた末に棄権した。刃との戦いを経た事により認識を改めたようで、決勝戦に向かう刃を見送りながら、再び剣の道と向き合う意思を固めた。
実力は折り紙付きで、初代沖田総司の三段突きを上回る五段突き(眉間・喉・胸・両肩の5か所を突く)の他、逆手に持った刀で地面を斬りつけ、地面に溜めた気を爆発させると共に相手を斬り上げる技(曰く稽古中に偶然出来た技で、特に名前を付けていない)も持つ。
愛刀は菊一文字。構えは自身の肩にのせる独特なもの。
御前試合の優勝最有力候補で刃を含めた上でもオッズは1番人気、刃のエントリー前には「ゴズマが唯一負けうる存在」として白銀グループの総資産の半分が賭けられていた。
登場が連載末期だったため、アニメには登場していない。
『名探偵コナン』
31巻収録の『大阪ダブルミステリー』で初登場。昨年の剣道の近畿大会で服部平次と戦い勝利した(五段突きを平次に躱されたが首に掠ったことによる出血で医者に止められたとのこと)。
京都の泉心高校の生徒で、剣道部所属。
京都府京都市上京区在住。
92~93巻収録の『恋と推理の剣道大会』では、台詞付きで登場しており、大岡紅葉のクラスメイトであることも判明。平次は決勝戦で沖田を倒し、遠山和葉に告白する気だった。
工藤新一に似た顔立ちをしているとされることが多いが、『YAIBA』もふまえると初登場は沖田の方が早い。
平次の剣道面でのライバルのため、平次はどこまでもこの顔に因縁があることになる。
なお、推理力は全くなく、ある事件では、事件の証人だった眼の見えない盲目の老人が仕込み杖で座頭市みたく被害者を殺した、と言う無茶苦茶な推理を行い、聞いていたコナンも呆れて、「馬鹿なのか?」と平次に質問してしまうほどである。平次は「すまんな、こう言う奴やねん」とコナンに返した。
また、殺人事件の現場で平次と一戦交えようとする、犯人を刺激して蘭が空手で制裁する切っ掛けを作るなど、不謹慎・無神経な態度を取った。
95巻収録の『紅の修学旅行』では、刃の妹である鉄諸羽に好意を持っていることが判明した。好敵手である刃の妹であるため兄を倒したら告白するつもりと語っているが、まだ自分の思いを伝えられないでいる。
この事を明かした沖田は、紅葉に茶化される事を嫌い「この事オッパイ(紅葉)には内緒にしといてや」と蘭に頼んでいた。
劇場版名探偵コナンでは、第27作目『100万ドルの五稜星』で初登場。この映画では、顔の良く似た江戸川コナン(元の姿には戻らないが工藤新一)と怪盗キッド黒羽快斗も登場している。
余談
- 原作者の青山剛昌はサンデー公式ガイドブック40+「青山剛昌への88の質問」などでも、「YAIBAの彼と同じ人物」だと答えている。
- 『名探偵コナン』で声優を担当している遊佐浩二は青山剛昌直々の指名によってキャスティングされた。過去に犯人役も含めて数度の出演経験がある。
- 『名探偵コナン』と何度かコラボしたことのある『ルパン三世』TV第2シリーズ第71話「ルパン対新選組」にも同名のキャラクターが登場している(こちらは、三代目沖田総司で声は安原義人)。
関連イラスト
別名・表記ゆれ
※字は実在した人物と同じだが、名前の読み方は「そうし」。