偽ゼルダ
にせぜるだ
ファントムガノンが化けた偽ゼルダ
CV:嶋村侑
数万年の眠りから蘇ったガノンドロフが世界の状況を探り、人々を惑わす目的で自身の分身であるファントムガノンをゼルダ姫に化けさせた姿。
ゾナウ民族の装飾の付いた薄手のローブを身に着けた姿をしている。
現代において覚醒前の賢者の手に秘石が渡ることを防ぐため各地で暗躍しており、
- ゾーラの里ではドレファン王の前に現れ、彼にヘドロライクをけしかけて負傷させることにより、ゾーラ族の不信感を煽る事を画策した(ドレファン王が身を隠したことにより混乱は防がれたが)。
- ゴロンシティではユン坊に接触して彼に洗脳効果のあるマスクを被せて操り、彼と取引して与えた「おいし岩」をばらまかせる事でゴロン族を堕落させていた。リンクが訪れた後はたびたび姿を現しながらイルバジア、ボルドゴーマといった魔物をけしかけるが、炎の神殿まで招いてしまったことで結果的に秘石を賢者の手に渡らせてしまうこととなった。
- カカリコ村に落ちてきた旧ゾナウ遺跡の調査団に対しても、魂の賢者ミネルに関する情報が残されている中枢部への調査を都合の良い理由をつけて制限することで、誰も彼女の存在には気づかないように仕組んだ。
といった工作を行った他、風の神殿や雷の神殿の近くでもリンクらの目の前に度々姿を現した。
最終的にはハイラル城に姿を見せる事でリンクを誘い込み、そこでファントムガノンとしての正体を明かすと同時に襲い掛かってくる。
過去の時代においてもソニアを騙し討ちするためにゼルダ姫の偽物を生み出してソニアを狙った。
それ以前にも動作テストだったのか何なのかガノンドロフは偽ゼルダを時々作り出していたようで、この時のゼルダの偽物の目撃情報が怪談話として当時ゼルダに仕えていた者が建てた石碑の文章の中に残されている。
また、ミニチャレンジ「大妖精に捧げるセレナーデ」では、ウマナリ楽団の馬車の前に飛び出して事故を誘発する事で馬を逃がしたり馬車を損傷させ、大妖精には「この世は瘴気で満ち、魔物だらけの世界になる」という話を吹き込んで怯えさせるなどしており、今作の防具強化を解禁するにはこの二者が受けた被害をリンクが解決する必要がある。
なお、ブラッディムーン発生時に現われて演説ぶった口上をのたまっているのもこの偽ゼルダであり、ハイラル城のイベントで正体を明かすとそれ以降は出てこなくなる。
イーガ団が化けた偽ゼルダ
双子馬宿で受注できるエピソードチャレンジ『ゼルダ姫誘拐事件!?』にて登場。
彼らが化けたものは現代の英傑服の格好である。
双子山中腹の置かれた檻の中にゼルダ姫の姿で囚われており、檻をどかすと正体を現して襲い掛かってくる。
このイベントのクリア後は始まりの台地の、前作で最初に老人と出会った場所にも登場するようになり、最初は記憶喪失であるかのように装っているが適当に話を合わせていくとすぐに正体を現して戦闘になる。
偽ゼルダの二次創作ではこちらのものが多い。
なお、戦闘中は男の声になるため、男が変装しているという想定で作られた二次創作もあるが、地上支部から奪ったイーガ団装束を着て話しかけると一応中身は女性であるかのような反応を返してくる。しかし、女性旅人のイーガ団員であってもマスクの影響なのか戦闘中は全員共通の男声になるため、変装前の性別は不明と言える。
また、近くにイーガ団共通の好物であるツルギバナナを落とすと「任務中だ・・・我慢!」等、今にも飛びつきたいのをぐっと堪えている心の声が漏れ出る。
余談
劇中の描写からして喋っているのはガノンドロフのようである(偽ゼルダの台詞の途中でガノンドロフの声に変化するシーンがある)。
つまり「リンク…早く来て…」などのゼルダの声で発されたセリフも全部ガノンドロフの声真似ということである。これのせいでユーザーにはネカマとか女装とかバ美肉おじさんとか言われてしまっている。
彼は女所帯のゲルド族の生まれであるため、女性の話し方は熟知しているだろうという妙に納得できてしまう部分もある。
ハイラル城のファントムガノンを倒さずにラスボスを倒そうとした場合、その代わりに地底でファントムガノン戦を消化する事になるのだが、こちらの偽ゼルダはハイラル城で戦う時のものとは異なる専用の登場演出や声が用意されている。
この手の込みようから、魔王は割と気合を入れてバ美肉を楽しんでいる可能性がある。
変身や変装による偽物では無いが、トワイライトプリンセスにおいてはガノンドロフがゼルダに憑依して操った事がある。