概要
長い歴史を持つ『ゼルダの伝説』シリーズでヒロインを務めるゼルダ姫(ゼルダ)だが、作品によって別人、あるいは異なる容姿で登場している。
こちらの記事では「ゼルダ史」に基づいて出演作や作品ごとの設定について詳しく説明する。
(そのため、作品発売順で確認したい場合は「ゼルダ姫」の記事を参照することを推奨。)
各時代のゼルダ姫(ゼルダ)
作品ごとに登場するゼルダ姫は同名ではあるものの、殆どが生まれた時代の異なる別人である。
同名である理由は、ハイラル王国の始祖となった女性の名前が「ゼルダ」であり、各時代のハイラル王家が彼女にあやかって姫を名付けたためとされている。
伝承の時代
スカイウォードソード
詳細はこちらを。
ふしぎのぼうし
ハイラル王国の王女。リンクとは幼馴染。敬語は殆ど使わず友人としてリンクに接している。
リンクと一緒に城下町のお祭りを楽しんでいたが、武術大会の優勝者グフーから呪いを掛けられ石化させられてしまう。
グフーの目的は、エゼロから奪った「魔人のぼうし」とフォースという力を合わせることにより魔神へと至ることにあった。やがてそのフォースがゼルダ姫の体内に宿っていると気づく。
石化したゼルダはフォースを抜き取られてしまうが、魔神となったグフーもフォーソードを持つリンクに倒された。
無事救出されたゼルダだが、グフーによって城は変り果て人々も石化させられ、とても喜べる状況ではなかった。しかしゼルダの体内にはわずかにフォースが残っており、エゼロの協力の元、魔人の帽子の力によって最後の奇跡を起こし、城も人々も元の姿に戻ったのだった。
4つの剣
ハイラル王国の王女。
風の魔人グフーの封印を司る神殿を管理していたが、突如復活したグフーに拉致されてしまう。
しかしグフーは、フォーソードの力で分裂したリンクによってダメージを受け、弱ったところをフォーソードに再封印された。
救出されたゼルダだがリンクの数が増えていることに驚いてしまい、同時にフォーソードの伝承は本当だったと喜びを見せる。
時のオカリナ
詳しくはゼルダ姫(時のオカリナ)で。
①リンクが帰還した歴史
ムジュラの仮面
時オカと同一人物の為同上。
トワイライトプリンセス
詳しくはゼルダ姫(トワイライトプリンセス)へ。
4つの剣+
ハイラル王国の王女。リンクとは友人同士。
4つの剣の続編であり、6人の巫女と共にグフーに攫われてしまう。だがグフーの背後には真の黒幕が潜んでいた。
グフーはリンクたちに倒され、ゼルダ姫は救出された。
その後、崩壊するラストダンジョンから脱出しようとするが足場が崩れて階下に落下してしまう。
そこには邪悪な気の塊が鎮座していた。危険なものだと判断したゼルダ姫は封印しようとするが、それこそがグフーの背後に潜んでいた真のラスボスであった。
逆にゼルダ姫が囚われてしまい、リンクたちは最後の戦いを繰り広げることに。
黒幕の力が弱まったことでゼルダ姫は解放され、最期は姫と勇者たちの合体攻撃によって今度こそ幕を引いたのだった。
②リンクが勝利した歴史
風のタクト / 夢幻の砂時計
詳細はゼルダ姫(風のタクト)を。(ストーリーの根幹に関わるためネタバレ注意。)
ちなみに『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』にはゼルダ姫本人は登場しないが、その生まれ変わりである???は登場する。
大地の汽笛
ハイラル王国の王女。前述のテトラの玄孫(5代目)に当たる。
詳細はこちらを。
③リンクが敗北した歴史
神々のトライフォース
詳しくはゼルダ姫(神々のトライフォース)へ。
夢をみる島
神々のトライフォースの後日談を描いた作品。
ゼルダ姫は名前しか出て来ないが、彼女とよく似た容姿の少女マリンが登場した。シリーズで初めて登場した「ゼルダ姫以外のヒロイン」となる。
古代の石盤
神々のトライフォースから6年後を描いた作品。リンクは未登場。
ふしぎの木の実
ハイラル王国の王女。この作品ではリンクシステムを使用した追加シナリオのみ登場する。
敬語とタメ口を混ぜた口調であり、少女らしく可愛らしい見た目と振る舞いをする。歴代のゼルダ姫でも可憐な方。
密かにインパに頼んでリンクのサポートを行わせていた。
魔王ガノンの復活を目論むツインローバによって拉致され、聖なる依代として肉体を利用されそうになる。しかし駆け付けたリンクが妨害したため、自らを生贄にしたツインローバによってガノンが復活。だが聖なる生贄が欠けていたためか邪悪な力が暴走しており、知性を持たない魔物になってしまった。
リンクによってガノンは倒され、ゼルダ姫は彼を真の勇者と称えた。エンディングではリンクの頬にキスをしており、お互いに照れた様子を見せていた。
神々のトライフォース2
ハイラル王国の王女。ハイラルの秘法であるトライフォースを管理している。
序盤にてトライフォースを狙うロウラル王国の司祭ユガによって額縁に閉じ込められてしまう。だがトライフォースは散り散りとなり、ゼルダには知恵のトライフォースが宿る。
しかしユガは先兵でしかなく、その背後には黒幕が潜んでいた。
ところがユガは黒幕を裏切って絵画にしてしまい、己が欲望を満たすためにリンクと最後の戦いを繰り広げる。
ゼルダは額縁に閉じ込められながらもリンクに光の矢を託し、打倒ユガに最後まで協力する。
死闘の末にユガは封印されるという末路を辿り、ゼルダ姫もまた黒幕共々解放された。
黒幕のヒルダ姫は、ロウラルのトライフォースが失われたことで滅び行く世界(ロウラル)を救おうとしており、ユガが破れた今でもリンクとゼルダに敵意を向けていた。
だがしかし、元臣下であるラヴィオに自らの過ちを諭されたことで改心。滅びの運命を受け入れることに。
その後、ロウラルやヒルダ姫の事情を知ったリンクとゼルダがハイラルのトライフォースに祈りを捧げたことでロウラルのトライフォースが復活を果たす。こうして二つの世界は平和と均衡を取り戻した。
トライフォース3銃士
ゼルダ姫は未登場。ただし神々のトライフォースおよび神々のトライフォース2のゼルダのドレス「ハートフルドレス」がコスチュームとして登場する。
ゼルダの伝説
詳細はこちらを。
後日談を描いた蜃気楼城の戦いではロングヘアとなって登場。リンクとは両想いとなっている。
詳細はこちらを。
リンクの冒険
上記の「ゼルダの伝説」の後日談的な作品。
詳細は「初代ゼルダ姫(リンクの冒険)」を参照。
時代不確定
厄災の黙示録 / ブレスオブザワイルド / ティアーズオブザキングダム
ハイラル王国の王女として登場。
詳細はゼルダ(ブレスオブザワイルド)、ゼルダ(ティアーズオブザキングダム)へ。
ゼルダ無双
ゼルダ姫(ゼルダ無双)を参照。
そして…
知恵のかりもの
シリーズ初の主人公として登場。神隠しに遭ったリンクや民を救うため、「カリモノ」の力を使ってハイラルの旅に出る。
詳細はゼルダ姫(知恵のかりもの)を参照。
書籍作品では
膨大なためこちらを参照。
初期のメディアミックスにはゼルダ姫が主役を務めたゲームブックもある。