概要
『ゼルダの伝説』シリーズでは、ヒロインであるゼルダ姫(ゼルダ)がラスボスに憑依される展開が幾つか存在している。
主な共通点として、ゼルダ姫の姿を保っているが多少の変化が目などの細かい部位で生じている。
また、声は各作品のラスボスのものに変化しており、見た目は美女でありながら、声はおじさんというアンバランスな状態となっている。
各シリーズにおける憑依ゼルダ姫(ゼルダ)
トワイライトプリンセス
CV:宮田浩徳
『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』では、ゼルダ姫の肉体に大魔王ガノンドロフが憑依した姿が最終決戦1段階目の姿として登場する。手には武器として細剣を所持している。
肌は緑がかった血色の悪い色と化しており、ヒビを思わせる黒い模様が浮かび上がっている。
また、目付きも鋭くなり、瞳は金色に光っている。
物語中盤でザントの手に掛かって衰弱したミドナを助けるべく、ゼルダ姫は自らの力を与えることで彼女の命を救ったが、その代償として光となって消滅してしまう。
だが実際にはゼルダ姫は消えておらず、意識のない抜け殻と化した肉体のみが残っており、ハイラル城最上階の玉座の間で眠りについていた(本人の台詞によれば、意識はミドナの中に存在していた模様で、密かにリンクとミドナを見守っていた)。
しかし、脱け殻の肉体である点をガノンドロフに付け込まれ、最終決戦時には彼に取り憑かれてしまう。
その後の流れは「ガノンドロフ(トワイライトプリンセス)」を参照。
大地の汽笛
CV:不明
『ゼルダの伝説 大地の汽笛』では、ゼルダ姫の肉体に魔王マラドーが憑依している。
こちらでは、闇の世界での魔列車戦を制した後に挑む形態となっており、上記のトワイライトプリンセスを彷彿させる光弾ラリーやビームを打ってくる。
また、キマロキがネズミとファントムゼルダ乗っ取りを仕掛けてくるため、そちらにも気を付けなければならない。
その後の流れは「マラドー」を参照。
漫画版では
- 姫川版『トワイライトプリンセス』
姫川明氏が描く漫画版では10巻に登場。原作と同じくラストバトル最初の相手として戦うこととなる。特徴としては顔芸がすごい。
ガノンドロフに憑依されるという展開は同じだが、ミドナは城の中庭で別行動していたため、ガノンドロフに跳ね飛ばされるシーンはない。
リンクにゼルダ姫を斬ることはできず一方的に追い詰めるが、ゼルダの意志が身体を動かし自害しそうになる。焦るガノンドロフだが駆け付けたミドナによって分離させられた。
ここからガノンとの第二戦に移る。