CV:大前茜
概要
『ゼルダの伝説 大地の汽笛』に登場するゼルダ姫で、トゥーンゼルダの一人。
『風のタクト』のゼルダ姫が新天地で起こした「新ハイラル王国」の王女で、風タクゼルダの玄孫に当たる。
物語冒頭、魔族たちの策略により体を奪われてしまい、魂だけの存在になる。本作の物語は「国を守る」ことと「ゼルダの身体を取り戻す」ことが主目的となる。
歴代でも珍しく、リンクの冒険に同行してサポートをするのが特徴。
ファントムにとりついて操る能力を持つ。
「ゼルダ無双」にも参戦しており、詳細は「トゥーンゼルダ(ゼルダ無双)」にて。
ちなみに、本作からしばらく経って大前氏が声優業を引退したため、ゼルダ無双版の担当声優は橘ひかり氏が務めている。
活躍
かつて封印された魔王マラドーの復活をもくろむキマロキら魔族によって体を奪われてしまうが、残った魂がリンクに同行しサポートする。
このためシリーズでも珍しい序盤からラストバトルまでリンクと一緒に戦うゼルダ姫である。
魂だけであることを生かして神の塔の番兵ファントムにとりついて操ることも可能。この能力はスマブラのゼルダへと受け継がれた(詳細は項目「大乱闘スマッシュブラザーズ」にて)。
体は復活したマラドーの魂の受け皿にされていたが、ラストバトル直前に体を取り戻す。そして二人の力を合わせてマラドーを滅ぼした。
この作品ではリンクとゼルダの絆がより深く強く描写されているのが特徴。ゼルダが体を取り戻した際はリンクに抱き着いて赤面させている。エンディングでも二人で手を繋いでいる。
その後、スタッフロールにてそれぞれの日常へと戻ったことが窺えるシーンが流れる。
ちなみにラスボス前に3つの選択肢がありそれにより演出が少し変わる。
いずれもゼルダは王女としての立場に戻り、結果的に二人は離れ離れとなってしまう。
スタッフロール後に映されたのは、どこか寂しそうに淡々と執務をこなすゼルダの姿。
しかし、ふと何かに気づいたように窓の外を見るゼルダ。
大地の汽笛か剣戟の音か旅立った彼の姿か。ゼルダは窓の外にある景色に思いをはせるのだった。