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小僧 いつまでそこにいるつもりですか?」

「用は すんだのです 早く帰って大事な汽車でも みがいてなさい」

「…もっとも…」

「すぐ役に たたなくなるんだがな」

CV:はらさわ晃綺


概要編集

ハイラル王国の大臣を務める人物。

非常に小柄な体つきの初老男性で、尖ったヒゲと独特な被り方をした二つのシルクハットが特徴的。

丁寧な言葉遣いではあるものの性格は決して良いとは言えず、ことあるごとに冷たい言動でリンクゼルダ姫と接する等、城内の評判は良くない。


活躍編集

リンクの機関士任命式に立ち会い人として登場。

終始リンクを「小僧」と呼び、明らかに見下した態度で接して来る。ゼルダに対しては見下しこそしないが式の終了をさっさと終わらせるように急かし、余計な会話は必要ないと発言するなど、終始冷たい振る舞いを続ける。

そしてリンクに帰って汽車磨きでもしていろと吐き捨てた後、意味深な言葉を残して立ち去る。


リンクがゼルダを連れ出して神の塔へ出かけようとしていたところ、線路が突然消滅してしまったことで脱線し、手をこまねいているところで謎の男ディーゴと共に再び姿を現す。


キマロキ...!?

その正体は魔王マラドーの配下……魔族であった。その目的は、ゼルダ姫の肉体を魔王の新たな器とすること。

ゼルダの前にシロクニが立ち塞がり、排除しようとするが、ディーゴが軽く一蹴してしまう。

キマロキは魔術によってゼルダの肉体と魂を分け、まんまとゼルダの肉体を手に入れる。


それ以降は神の塔の最上階にて魔王復活の儀式を執り行い、リンクとゼルダ姫が線路を繋いで結界を再構築するよりも早く儀式の最終段階へと入る。

ディーゴに対しては「魔王様を復活させれば悪魔の力を与えてくれる」と言って利用していたが、彼がリンクとゼルダに敗退したと知ると本性を現して見下し始める。


it looks good on you

リンクとゼルダが神の塔の最上階にやってきた頃には儀式も終わり、マラドーはゼルダの肉体を器として復活を果たす。


ディーゴは報酬として力を求めるが、そもそも彼はマラドーを封印した神に使える一族の人間。マラドーが力など与えるわけがなかった。

マラドーの一撃でディーゴが倒れ伏すと、その事実を突きつけながら嘲笑う。


「けっけっけ…ご協力ありがとうございました」

「しかし簡単に だまされてくれましたねぇ?」

「魔王様が力をくれる訳無いじゃありませんか?」

「忌まわしい 神の使いの一族なんかに…」


激昂したディーゴから攻撃されるが、ひらりと躱し、


「バーカ! バーカ!」

「だまされてやがんのこの間抜け野郎!!」


と飛び跳ねながら盛大にバカにし始めるのだった。


「さあ魔王様!まずはこいつらから血祭りに!」


とけしかけようとするが、まだマラドーの魂はゼルダの肉体になじんでおらず、苦しみだしてしまう。

形勢不利と見たキマロキは撤退を提案。空飛ぶ機関車を呼び出し、マラドーと共に乗り込む。


「よくお聞きなさい いまいましい神の番犬ども!」

「魔王様が完全に復活なさる時…それが あなたたちの最期です!」

「震えながら その時を待っていなさい!!」


と宣言して立ち去って行った。


その後、光の弓矢を手に入れたリンクとゼルダに闇の世界へと乗り込まれ、機関車の上で対峙。キマロキはわざとらしく盛大に溜め息を吐き、


「…言いましたよね?」

「わたし あなた方に言ったはずですよね?」

「魔王様の完全復活を震えて待っていなさいって…」

「それなのに わざわざ自分から乗り込んでくるだなんて…」


「最近のガキは言いつけも満足に守れねーのか? あぁ!?」

「上等だ ガキ共! てめえらにきっついオシオキをくれてやらぁ!」


と、イキのいい言葉を言葉を吐くが、融合を完全に終えたマラドーに「やっちゃってください!」と任せる。まさに虎の威を借る狐である。

と思われたが、戦闘ではリンクとゼルダの行く手を阻むように攻撃して妨害して来る。

この戦闘では、リンクがキマロキの攻撃を潰し、ゼルダがマラドーの攻撃を防ぐという形で前方に進むことが目的となる。


ゼルダによってマラドーは押さえつけられ、そこをリンクの光の弓矢によって撃ち抜かれる。

苦しみ始めたマラドーは暴走を始め、機関車は大破。一行は闇の世界の下へと投げ出され、浮遊する大地に戦いの舞台を移す。

直後、マラドーの魂はゼルダの肉体から追い出される。キマロキは慌ててゼルダの肉体に戻るように告げるが、潜んでいたディーゴによって阻止される。

こうしてゼルダの魂は元の肉体へと戻ったが、マラドーがこのままで済ませるわけがなくディーゴを消滅させてしまう。


「イェーッ! イエェーッ!! 魔王様 サイコーッ!!」

「さあ 魔王様 時間がありません」

「小僧を始末し ゼルダを捕らえもう一度復活を…」


ディーゴの最期を嘲笑った後、いつものように魔王をけしかけようとするが……マラドーの視線はキマロキに向けられていた。

キマロキは虎の威を借る狐よろしくマラドーを利用していたが、それはマラドーにとっても同じこと。

ゼルダという器を失ったマラドーが次に求めるのは――


「こ…こ…こ…」

「こんなバカなぁーっ!!」


半径1.5メートルの絶対領域

そのことに気づくと同時にマラドーによって肉体を奪われてしまった。そしてキマロキの面影を残した、水牛を思わせる巨大な悪魔へと変貌する。これが本作のラスボスである。


しかしキマロキの肉体では、魔王の魂を繋ぎ止めるには役者不足だった。マラドーは寿命を迎える前にリンクとゼルダを始末し、世界のすべてを消し去ろうと目論む。


利用し合うだけの主従関係と、友情と信頼で結ばれた少年少女。どちらが勝ったかなど言うまでもない。

最終的に依代にされたキマロキは、マラドー諸共この世界から消え去ったのだった。


余談編集

名前の由来は実際にあった除雪列車キマロキ編成」から。


独特な被り方をしたシルクハットは魔族の証たる大きなツノを隠すため。

その為、正体を明かして以降は変装必要がなくなったこともあり帽子を被らなくなる。


口調も丁寧な言葉遣いから一転、粗暴な言葉遣いに変わる。

長い間人間のふりをしていたと発しており、恐らくはゼルダがまだ幼い頃から大臣として潜入していたと思われる。


その間誰にも正体を悟られなかった辺りスパイとしては優秀な部類である。

相手の事を格下かどうかで判断する事が多く、格下だと分かった時には罵る傾向にある。

その為、逆に力を持つものにはよく媚を売る。


関連タグ編集

ゼルダの伝説 大地の汽笛


アグニム:同じく魔王に仕える存在。こちらはガノンに憑依されていた。

ザント:同じく魔王の威を借る影の王。こちらはガノンドロフから力を与えられたことで人格に異常をきたしている。

アストル:同じく厄災ガノンの復活のためガノンの一部と共に動いた黒幕。リンクとゼルダに追い詰められた末に、キマロキと似たような結末を辿った。

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