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特別警察機構ZAC

とくべつけいさつきこうざっく

「特別警察機構ZAC」とは、特撮番組『電脳警察サイバーコップ』に登場する組織である。

概要

警視庁直属の特殊部隊。正式名称は『0課装甲警察部隊(ZERO-SECTION ARMED CONSTABL)』。

織田久義をキャップとし、1990年代後半頃に犯罪が増加したTOKYOシティの治安維持と犯罪摘発のために日夜活動している。また、正月も普通に働いている(テレビマガジン版より)。

非番やキャップから休みを貰っても条例により強制的に出動させられる。

実働メンバーは「サイバービットスーツ」を装着し、ブラックチェンバーシステムでTOKYOシティ中に張り巡らされた地下空間を通じ、各種装備を基地から運び射出・装着して任務に当たる。

一話の冒頭では、郵便局に立てこもった武装テロ集団に対し対処していた。犯人を全員確保し、人質も全員無事だったが、器物破損が著しく(郵便局の壁を爆破)、帰投した際には市民からの苦情が寄せられており世間からは「ぶち壊し屋」呼ばわりされている。ほとんど命がけな任務が多いので「もはや警察の仕事じゃない」、毛利隊員からは「俺たちの仕事じゃない!」とメンバーから嘆かれている。

テロリスト特殊部隊として活動しておりデストラップおよびデストロイドの破壊工作が行われてからは、それらに対抗するチームとして活動するようになった。

事件が発生しても全員が出動するのではなく、基地に残るメンバーと分かれる同時多発警備を採用している。

ZACの他に都市防衛隊という防衛チームが存在している(11話より)。

メンバー

  • 武田真也(ジュピタービット):インターポール→ZAC入隊

演:吉田友紀

  • 北条明(マーズビット):ビットスーツチームリーダー

演:塩谷庄吾

  • 毛利亮一(サターンビット)

演:水本隆司

  • 西園寺治(マーキュリービット)

演:佐々木竜馬

  • 上杉智子(※ビーナスビット):サイバネーションシステムの起動、ブラックチェンバー移送やバックアップ

演:千葉美加

  • 織田久義:キャップ

演:大門正明

  • 島津瑞恵:秘書兼キャップ代行

演:三田篤子

  • 矢沢大介:コンピュータオペレーター、作戦補佐

演:鈴木修平

  • 朝倉美穂:通信担当

演:大西浩美

  • 山本:技術主任

演:大谷朗

  • 李白龍:香港警察特殊装甲部(23話より)

演:春田純一

※コミックボンボン版のみ

協力者

  • ルシファー(ルシファービット)

演:[高良隆志]]

保有戦力

ZAC隊員が携帯する装備。護身用なので、デストロイドには効果はほとんどない。

  • SDガン(Self Defence-GUN MODEL'88)

光線銃。専用ケースで事件現場に運ばれることがある。

  • ポリスバトン(POLICE BATTON MODEL-88)

伸縮可能な電磁警棒。

  • ZAC隊員服

高い耐熱機能を有した専用装備。敵からの攻撃を吸収し、防弾機能にも優れている。冬季の活動時は上に着用をする。

  • ZAC手帳

隊員たちのポリスバッジやカードが収納された身分証。

  • リストシーバー

左腕に装着するモニター付き無線機。遠方からでも連絡が可能。

  • ZACローダー

ZAC専用車両である高性能4WD。ビットスーツの装着に使用する磁気装着装置・ビットステーションは、これによって内蔵したコンテナが牽引されて運ばれる。本部でスーツを装着した後、これに乗って事件現場へ向かうことが多かった。装甲はかなり厚く、敵の攻撃による爆発でも破損や故障はしないが……コブラ5のビーム口撃にて跡形もなく破壊された。

ベースはトヨタ・ランドクルーザー60系(後期型)。現物は一台しかないが劇中では二台があるように合成している。

  • ブレードライナー(JP-CMX-01A)
スペック
全長2.835m
最高速度400km(通常)→600km(ブースター使用時)

第9話から登場。ZAC技術斑が開発したジュピター専用大型高性能バイク。機体カウル前部に7.7mm高エネルギー機銃を装備。車体下面から左右に伸びるサイドホイールにより、ビルの谷間などの狭路も走行可能。

  • ZACウォーターバイク

水上移動用の小型マシンで、高速走行が可能。武田が東京湾内探索の際に登場した。

  • 小型コンピューター

ZAC専用のノートパソコン。事件現場の爆発物反応や電子機器にアクセスが可能。

  • 探査メカ

デストラップの動きを調査するために製作。微量な音も探知できる。

ZAC基地

警視庁地下に設けられており。普段は専用車から入りエレベーターから入室している。

また、コンピュータや映像モニターなどの最新設備が整っている。

キーボード音やアラームなどのSEは後の『電光超人グリッドマン』で使われる

その他施設

  • ZAC特別訓練所

サイバービットスーツを装着して訓練を行う。場所は例の採石場

  • トレーニングルーム

柔道場型の施設。

  • ZACレクリエーションルーム/ロフト

地下チューブによってZAC本部から繋がっている。24時間体制で待機する際はここで活動する。

  • ZAC研究所

27話にて登場。サイバービットなどZAC装備の研究や点検など行っている。

  • 電子独房

未来から来たゼロ(武田)を一時的に軟禁した(CYBER-COP ZEROより)。

備考

ZACメンバーの苗字は戦国武将が元になっている。