野球、サッカー、武道、格闘技、数学、科学、絵画、音楽、ゲーム
各ジャンル、あらゆる分野に天才と言われる人達がいる。
それはもちろん、裏社会にも存在する。
そんな男の少し風変わりな物語
(アバンナレーション(CV:大塚明夫))
概要
前作のなにわ友あれ同様、大阪を舞台とする。
2019年51号にて第一部が完結された後に、第二部「ザ・ファブル The second contact」が同誌の2021年34号から2023年32号まで連載された。
スピンオフ作品として「ざ・ふぁぶる」がコミックDAYSにて連載。
2019年6月21日に実写映画化、2021年には実写映画の第二部(殺さない殺し屋)が上映された。監督は江口カン。
さらには手塚プロダクションによってテレビアニメ化されている。2024年4月から(同年9月までの予定で)日本テレビ系列局、BS日テレほかにて放送されているほか、ディズニープラスやHuluなどでの配信も実施している。
あらすじ
裏社会の人間ですらその存在を知るものは限られ、「ファブル(寓話)」とすら呼ばれる殺し屋組織があった。その中でも抜きん出た才能を持つ「アキラ」は、ボスから「一年間殺しをせず、一般人として暮らすこと」を命令される。組織と関わりのある暴力団を頼り大阪へと移住するアキラと、その妹”役”の「ヨウコ」。殺し屋二人の奇妙な生活は、一般人として、あるいは殺し屋として様々なトラブルに巻き込まれる事となる・・・。
登場人物
本作の主人公。佐藤明の名は偽名だが、ボスは「アキラ」と呼んでいる。殺し屋組織「ファブル」の中においても、極めて特出した殺しの才能を持つ。これまで一切の一般常識に触れる事なく殺し屋として活動していた為、一般人として潜伏する事は逆に難しい面がある一方、これまで経験した事のない新鮮さを感じている。
三流お笑い芸人「ジャッカル富岡」に異様なほどにウケる以外は、人間らしい一面を見せない。
アキラのパートナー。ボス直系の組織員であり、アキラの妹として共に潜伏する事になった。
とてつもない酒豪で、ナルシストな男をもてあそぶのが好きなど、アキラとは対照的に人間味のある性格をしている。一方で、殺し屋としてのスキルも確かであり、瞬間記憶の才能や、並のゴロツキでは一切相手にならないほどの格闘術も持つ。
組織では「殺し」と「ドライバー」のツーマンセルで仕事を行うのが定石であり、彼女はアキラのドライバー役として運転を行う事が多かった。
- ボス
アキラとヨウコが所属する殺し屋組織のボスで、師匠でもある男。
最近仕事が増加し、組織がバレる可能性があるとして、アキラとヨウコに「1年間誰も殺さずに大阪で過ごせ」と命令。特にアキラに対しては「休業中に誰か殺したら俺がお前を殺す」と警告している。
主題歌・挿入歌(テレビアニメ)
主題歌
「Professionalism feat. 般若」
ALIによる1クール目オープニングテーマ。作詞はLEOと般若、作曲はLEO。
「スイッチ」
梅田サイファーによる2クール目オープニングテーマ。
「Odd Numbers」
梅田サイファーによる1クール目エンディングテーマ。作詞はKennyDoes、テークエム、teppei、コーラ、Cosaqu、KZ、KOPERU、KBDが担当、作曲はBACHLOGICと梅田サイファー。
「BEYOND feat. MaRI」
ALIとMaRIによる2クール目エンディングテーマ。
挿入歌
「肩こりのように」
BRADIOの真行寺貴秋(「浜乃屋庄三」名義)による劇中テレビドラマ『愛という名のウィークデー』主題歌。作詞は南勝久、作曲は渡邊峻治