概要
干し柿の材料には渋柿が用いられ、干すことにより渋くなくなる。
漫画家海藍はその甘さを「チョコレートでも出なかった鼻血が出る」「初孫に初めて会った祖父」と例えた。
高カロリーで保存が利き、止血にも使えるため、戦国時代には戦闘糧食(陣中食)として携行された。
干すときは紐に複数の柿を連ねて吊るし、それを何本も横に並べるのが一般的。
排気ガス等で汚れる為、道路沿いで作るのはお勧めできない。
美味しくなってきた頃を見計らってカラス(田舎ではニホンザルも)が狙う。しかも発覚を遅らせるためか、普段人が居る側から見えにくい角度ばかり食うので、干物用の網の中に入れて干すなどの対策が必要である。
干し柿のブランドとしては、あんぽ柿(福島県伊達市)、市田柿(長野県高森町)、堂上蜂屋柿(岐阜県美濃加茂市)などが知られる。
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ゆめタウン…運営している株式会社イズミ創業のきっかけは、創業者が潜水艦の乗組員だった頃の戦友が干し柿を作っており、戦争が終わったらそれで商売をするよう勧められたことを思い出して闇市で売り始めたのが始まり。そのためゆめタウンには今も干し柿が売られている。