概要
円谷プロダクション制作の特撮ドラマ『ウルトラQ』のエピソードの一つだが、本放送の時は放送が見送られてしまい、再放送で初めて放送されたという、曰く付きのエピソードである。制作順では第4話にあたり、元々は第20話として放送が予定されていた。現在では第28話(最終回)として扱われている。
放送が見送られた理由は「怪獣も出ない上に難解なストーリーだから」とされている。そしてこの話の代わりに放送されたのが「ウルトラマン前夜祭」であった。
ただしこの定説には異説もあり、『マグマ大使』に対抗するために『ウルトラマン』の放送を早めるためだったのではないかという説もある。
ストーリー
万城目と由利子は、路上に行き倒れていた男を助けたのだが、その男は踏切を通り過ぎる電車を見るや、突然「開けてくれ!!降ろしてくれ!!」と叫び出す……
そして物語は、件の男・沢村が体験した怪奇現象・異次元列車と、姿を消したSF作家友野の謎、その後の沢村に襲いかかる悲劇を描いていく。
余談
脚本上ではラストシーンで万城目がセスナの扉に寄り掛かったため一平が出られなくなってしまい、万城目に「あけてくれ!」と呼びかける描写があり、その後の沢村の姿と対になっているという描写があったとされる。
関連タグ
小田急3100形:異次元列車のモチーフとなった車輌。
東京都交通局7500形:異次元列車を目撃する人々の背景の電車として登場。
ソリチュラ:「アンデレスホリゾント」の「ひとりの楽園」で異次元列車が話題になる場面がある。