私の頭が爆発する時間ですね。 良い一日でした。
(Now it's time for my head to burst. Good day.)
概要
ポーキュバス(Porccubus)とは、胴体が茎、頭部が赤い花弁といった植物のような姿をしており、その胴体に棘らしきものを保有するアブノーマリティ(幻想体)である。
このアブノーマリティは尾の部分に鞠のような球体がついていて、そこから快楽物質を出すという。
分類はO-02-98、危険度はHE。
管理方法
作業時
属性 | ダメージ | E-Boxes | 悪い | 普通 | 良い |
---|---|---|---|---|---|
BLACK | 1-5 | 18 | 0-8 | 9-14 | 15-18 |
職員ランク | 本能 | 洞察 | 愛着 | 抑圧 |
---|---|---|---|---|
1 | 高い | 普通 | 普通 | 低い |
2 | 高い | 普通 | 普通 | 低い |
3 | 高い | 普通 | 普通 | 低い |
4 | 高い | 普通 | 普通 | 低い |
5 | 高い | 普通 | 普通 | 低い |
クリフォトカウンター:2
特殊効果
- 作業結果良いでカウンター1回復
- 作業結果悪いでカウンター1減少
- 自制ランク3以下の職員が作業した場合、作業終了時に死亡する
このアブノーマリティは作業結果が良いとカウンターが回復し、悪いとカウンターが減少すると言ういたって単純な性質を持っており、基本的には本能作業を行なっておけば大体良いになる。
問題なのが3つ目の能力であり、自制ランク4以上の職員でないと作業した後に急に笑い出し、その後頭が爆発して死亡すると言ったなかなか凄惨な死に様を見せてくる。
と言うのも自制が低いと先述の快楽物質に脳が耐えられないらしく、そのまま溢れ出す快感により破裂してしまうと言う。
そのため、間違っても自制が低い職員に作業させないように。
しかし、逆に言えば問題点はこの部分のみで、HEランクアブノーマリティにしては高いステータス要求を満たせば あとは安定して管理が可能と言うことであり、基本的に管理難易度が低い存在として扱われている。
ステータス育成の面でも特に勇気・自制の安定した育成が可能で、職員の育成にも役にたつアブノーマリティでもある。
ただ、ステータスが下がる状況下では自制の条件に引っかかりやすくなるため注意。
脱走時
HP | RED | WHITE | BLACK | PALE |
---|---|---|---|---|
830 | 普通(1.0) | 耐性(0.5) | 普通(1.0) | 弱点(1.5) |
脱走したポーキュバスはランダムな廊下に出現し、移動することなくその場にとどまり続ける。
ポーキュバスは近くにいる職員に胴体を触れさせることでWHITEダメージの範囲攻撃を行い、この攻撃により職員がパニックになると前述の能力発動時のように頭が爆発して死亡する。
この攻撃は以下のように職員の自制が高い場合ダメージが軽減される特性をもつ。
- 自制ランク3以下:9-25
- 自制ランク4以上:3-9
近接攻撃のみなので遠距離攻撃で一方的に殴れるかと思いきや、なんと自身の攻撃範囲外からの攻撃を完全に無効化すると言うこのゲームにおいて唯一無二の特性を持つため、鎮圧するには攻撃範囲内に入る必要がある。
そのため自制とWHITE耐性が高い職員を鎮圧に向かわせるべし。
EGO
武器
名称 | ランク | 属性 | ダメージ | 攻撃速度 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
喜び | HE | BLACK | 1-4 | 高速 | 並 |
特殊効果:命中時対象に一定時間WHITEダメージを与える。
防具
名称 | ランク | RED | WHITE | BLACK | PALE |
---|---|---|---|---|---|
喜び | HE | 弱点(1.2) | 耐性(0.8) | 耐性(0.8) | 弱点(1.5) |
ギフト
名称:喜び
部位:ブローチ2
効果:SPが10上昇し、作業速度・作業成功率が6低下する
武器そのもののダメージは小さいが、特殊効果として攻撃した際にしばらく追加でWHITE属性のスリップダメージを与えるため結果としてHEランク相当のダメージになる。
防具はWHITE・BLACKに対し耐性を持つが、RED弱点であるため注意。
ギフトは精神力(SP)を大きく上昇させるが、同時に自制を大きく下げ、これにより職員の自制が3になってそのまま死亡することもあるため注意。
ストーリー
ご存知のとおりL社では日々アブノーマリティの管理が行われ、職員は常に死と隣り合わせであった。
そのあまりにも恐ろしい外観、周囲の職員の凄惨なる死、アブノーマリティによる精神汚染、これらの要素は職員から心の余裕を奪うのには十分なもので、職員は日々賭博、暴飲暴食、暴力などの不健全な方法で楽しみを得ようとしていた。
ある職員曰く、ポーキュバスには特に悲惨で陰鬱な生活を送る職員が割り当てられ、このアブノーマリティの信頼を得られれば、望む快楽が得られるという。
このアブノーマリティの棘に触れた瞬間、この世のものとは思えない快楽が身体中を駆け巡り、所謂トリップ状態になってしまう。
その後、この快楽物質による中毒性や禁断症状が現れ始め、摂取する快楽物質の量も増えていき、やがてその快楽に耐えきれず頭が爆発してしまうという。
ポーキュバスは人間に対する害意などは一切持たず、ただ職員を「死ぬまで」笑顔にするという。
Library of Ruina
LobotomyCorporationの続編にあたるLibrary of Ruinaでは芸術の階の3体目の幻想体として登場。
幻想体バトルでは相手の手札に「快感」と言うページを追加する攻撃を多用する。
この「快感」というページはコスト3のページで所持数だけ光の回復が増えるが、3枚以上たまると20ダメージを受け、そのページが全て消失する。
対策としてはこの「快楽」と言うページなどを使ってポーキュバスの攻撃を防いでいくこと。
「快感」を多く持つ司書がターゲットにされたなら「快感」少ない司書で庇えばいい。
攻略後に手に入る幻想体ページは「トゲ」、「快楽」、「笑い粉」になっており、特に攻撃を受ける度に混乱抵抗値が回復する「笑い粉」があるだけで混乱状態になることがほぼなくなるためかなり強い。
余談
ポーキュバスの名前のモチーフは芥子(Poppy)+ヤマアラシ(Porcupine)+サキュバス(Succubus)ではないかと言われており、芥子は麻薬(アヘン・ヘロイン)の原材料でこのアブノーマリティの出す快楽物質に、ヤマアラシはこのアブノーマリティの顔の形状と棘に、サキュバスはその誘惑を表すものと思われる。
遠距離からの攻撃が通用しないのも、このアブノーマリティは職員を自身の快楽物質で笑顔にしようとしているために自分の攻撃が届く(すなわち快楽を与えられる)職員や敵対個体による攻撃しか通用しないのではないかとも言われている。
また、このゲームには他にも植物系のアブノーマリティが数体程いるのだが、それらはとにかく職員を誘惑しまくる、リスクに対してリターンが少なすぎる、そもそもの管理難易度が高すぎる等碌でもないものばかりなので、ポーキュバスはその点管理難易度は比較的低いために植物系の良心とも扱われている。
関連タグ
Lobotomy Corporation/Library Of Ruina:登場作品