血を得れば得るほど、その妖艶さは色を濃くします。
(The more blood it has, the more beautiful it is.)
概要
墓穴の桜とは、その名の通り桜の木の様な見た目をしているアブノーマリティで、根本には大きな穴が空いている。その桜には小さな蕾が付いているがこのままでは満開になることはない。
分類はO-04-100、危険度(リスクレベル)はTETH。
管理内容
作業情報
属性 | ダメージ | E-Boxes | 悪い | 普通 | 良い |
---|---|---|---|---|---|
WHITE | 2-4 | 12 | 0-3 | 4-6 | 7-12 |
職員ランク | 本能 | 洞察 | 愛着 | 抑圧 |
---|---|---|---|---|
1 | 普通 | 普通 | 普通 | 低い |
2 | 普通 | 普通 | 普通 | 低い |
3 | 普通 | 普通 | 普通 | 低い |
4 | 普通 | 普通 | 普通 | 低い |
5 | 普通 | 普通 | 普通 | 低い |
クリフォトカウンター:3
特殊能力
1.以下の条件でカウンターが1減少する
- 作業結果が良い
- 作業中職員がパニックになる
まず、このアブノーマリティは作業結果良いでカウンターが減少するという珍しい特性を持ち、カウンターを減らしたくないならば作業結果を普通以下にする必要があるという難儀な存在である。
カウンターが減少する度にその蕾が開花していき、桜の花が増えていく。そしてカウンターが0になると満開となり、施設内の職員5名を無差別に魅了して自身の元へ引き寄せてしまう。
魅了は赤い靴同様クリックする事で解くことが出来るため、職員が魅了された場合はクリックして魅了を解いておくべし。
それらの職員が一人でも収容室に到達した場合、到達した職員が桜の木から出た蔓みたいなものに捕まって穴から取り込まれ、そのまま死亡してしまう。さらに、この時それ以外の魅了状態の職員も15-18のWHITEダメージを受けてしまう。
職員が到達した場合も到達しなかった場合も魅了状態の職員がいなくなるとカウンターが3に戻るが職員を取り込んだ場合、桜がピンク色に光り始め、次に作業を終えた際に散って施設内の全職員を全回復させ、最初の状態に戻る。
事前準備が必要になるが、全職員のHPとMPを全回復出来る破格のメリットがある。犠牲職員もオフィサーでいいので上手く使うことで作業ダメージが大きくまともに作業できないアブノーマリティ(白夜など)に作業させることができる。
事前準備にクリフォトカウンターを0にする必要があるが、作業結果良いを3回出すだけなのでそこまで面倒ではない。
ただし、基本的にそれほどの回復が必要になる場面は少なく、作業効率が最低のものが存在しないために育成済みの職員が作業結果良いを避けることは難しく、育成済みの職員でさえ油断していた場合に余裕で持ってかれ得るためにかなり管理は面倒で、大体の場合は忌避される存在である。
E.G.O
武器
名称 | ランク | 属性 | ダメージ | 速度 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
桜 | TETH | WHITE | 1-2 | 最高速 | 普通 |
特殊能力:無し
防具
名称 | ランク | RED | WHITE | BLACK | PALE |
---|---|---|---|---|---|
桜 | TETH | 弱点(1.2) | 耐性(0.6) | 耐性(0.7) | 脆弱(2.0) |
特殊能力:無し
ギフト
名称:桜
部位:頭1
効果:HP・攻撃速度・移動速度+2
武器は桜の柄の赤い扇で、ダメージは控えめだが多段ヒットなので数値以上のダメージを与えてくれる。
防具はWHITE、BLACKに対し耐性があるものの、RED弱点なので注意。PALE脆弱はTETH共通みたいなものである。
ストーリー
この桜は特別な養分を必要とせず、蕾が斑に咲いている。職員はしばしばこの桜の収容室に赴き、花見を楽しむといい。実際にこの桜には精神のヒーリング効果が認められている。
ある職員はこの桜が徐々に満開に近づいている事に気づき、満開になる事を楽しみに作業していた。しかし、彼は満開になる直前謎の失踪を遂げてしまい、彼が満開の桜を見ることは叶わなかった。
確かなことは、墓穴の桜は職員を見ただけで魅了してしまうということと、花見をする多くの職員はその根の下に何があるか知らないということである。
墓穴の桜の花びらが他の桜と違い異様なほどに鮮やかな赤色をしているのは血を吸い、その色で花びらの色をより濃く妖艶にしているからなのだ。
しかし、特別に警告したりましてや禁止するようなことではありません。だってここではそれが道理じゃないですか。
余談
このアブノーマリティは大正から昭和にかけて活躍した梶井基次郎が短編小説『櫻の樹の下には』で語った「桜が綺麗なのは桜の木の下に死体が埋まっているから」という考えが元になっており、実際に職員を誘き寄せて取り込むことでその職員を糧に綺麗な花を開いている。
同じく魅了を行うアブノーマリティの赤い靴は危険度が一つ上のHEであるが魅了は職員1人のみ且つ自制ランクが3以上であれば無効化できるため、職員5人をステータス関係なしに魅了するこのアブノーマリティと危険度を入れ替えるべきではという声が多い。
関連タグ
Lobotomy Corporation:登場作品
櫻の樹の下には:元ネタとなる小説