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赤い靴(LobotomyCorporation)

あかいくつ

赤い靴とは、文字通り赤色の靴であったり、同名のアンデルセン童話などがあるが、ここでは同名のゲーム「Lobotomy Corporation」や「Library of Ruina」に登場するアブノーマリティ(幻想体)について解説する。
目次 [非表示]

泣いている少女は嘆願する、「ミスター、私の足を切ってください......」

(The girl begged in tears. “Mister, please cut off my feet...")


概要編集

赤い靴(The Red Shoes)とは、ぱっと見は赤いハイヒールのペアではあるが、作られてから長い年月が経っているように見られるものの、新品のような光沢を持ち続けているアブノーマリティ(幻想体)である。

分類はO-04-08、危険度はHE。


管理方法編集

作業情報編集


属性ダメージE-Box悪い普通良い
RED4-6160-78-1112-16

職員ランク本能洞察愛着抑圧
1普通普通最高最低
2普通高い最高最低
3普通普通普通最低
4普通普通普通最低
5高い普通低い最低

クリフォトカウンター:1


特殊能力編集

1.クリフォトカウンターが0になるとランダムな職員を魅了する

カウンターが以下の条件で1減少する

  • 作業結果が普通(中確率)
  • 作業結果が悪い(高確率)

カウンターの減少条件については作業結果良い以外で減少し得るといったよくあるものだが、このアブノーマリティのカウンターは1しかないため、減少した瞬間に収容違反を引き起こす点に注意。


そして、カウンターが0になると施設内の特定の1職員を魅了状態にし、自身の元に引き寄せるようになる

魅了状態になる職員の優先度としては収容部門内の自制ランクが2以下の職員>それ以外の部門内の自制ランクが2以下の職員>オフィサーとなっており、自制ランクが3以上の職員は一切影響を受けない。


そして魅了状態の職員が赤い靴の元に到達した場合に何が起きるのかというと以下の通りである。


2.以下の条件を満たした場合、その職員が赤い靴を履いて暴走状態になる。

  • 上記の魅了状態の職員が赤い靴の収容室に入る
  • 自制ランク2以下の職員が作業を終える

これらの条件を満たした場合、その職員が赤い靴を履いて収容室から駆け出し、目につく職員や敵対個体を無差別に攻撃するようになってしまう


脱走時編集

暴走状態の職員は武器として赤い斧を手に持っており、HPが元の5.5倍に変化している。

攻撃手段については以下の通りである。


  • 斧を小刻みに振って3-4のREDダメージ
  • 斧を素早く振り下ろし、10-15のREDダメージ

また、職員を殺害した際にその死体をバラバラに切り刻み、HPを回復することがある。


赤い靴を着用して暴走状態になった職員を元に戻すことは不可能であり、鎮圧して倒す以外の方法はない。ただし、あくまで職員という扱いであり処刑弾は通用するため使用して対処するのもあり。


まとめると上記の通り自制が十分にない職員を魅了してくる存在で、暴走状態まで行ってしまった場合元には戻せないため、基本的には収容部門を自制ランクが3以上の職員で固めるべし。

それどころか施設内の全職員の自制ランクが3以上であればオフィサーにしか影響しないため、大抵の場合ただの置物と化す。

育成面については本能・洞察の育成に有用であり、自制についても使えなくはない。上記の通りランク2以下の愛着作業の成功率が異常に高いが、その場合特殊能力により暴走状態になってしまうため決して作業させないこと。


E.G.O編集

武器編集

名称ランク属性ダメージ攻撃速度射程
鮮血HERED5-7超高速超短

特殊能力:

1.自制ランク3以下の職員が装備した場合、火力が増大し、攻撃の度にMPが最大値の4%減少する

防具編集

名称ランクREDWHITEBLACKPALE
鮮血HE耐性(0.5)弱点(1.2)耐性(0.8)弱点(1.5)

特殊能力:なし

ギフト編集

名称:鮮血

部位:口2

効果:HP+4、武器「鮮血」装着時、作業成功率・作業速度-10、攻撃速度+10


武器はREDダメージをコンスタントに与えることはできるが、射程がかなり短いので攻撃に巻き込まれないように注意。また、自制ランクが3以下の職員が装備した場合に威力が上昇するものの、攻撃する度にMPが減少するためパニックにならないようにするべし。

防具はHEランク防具最大のRED耐性を保有している一方でWHITE弱点であるため注意。

ギフトは単体だとただHPを増やすものであるが、武器と一緒に装着することで自制が下がる代わりに攻撃速度が上昇するものとなっている。ただし、このギフトの見た目は完全に濃い口紅を塗った唇であり、職員によっては見た目が目も当てられない程になるので注意。


ストーリー編集

この靴が作られた場所は不明ではあるが、デザイン的に年代が古いものと推測されており、それに見合わぬ光沢を持ち合わせている。


この靴は見た者に「この靴を履いてみたい」という欲求を持たせる特性があり、自制心の乏しい職員が度々誘惑に負けて履いてしまったという。この靴を履いた者は明らかに目に異常が感じられるようになり、この靴を脱ぐことを拒絶するようになった。その拒絶とは、脱がそうとする者を殺そうとする程であった。


後の調査によるとその靴の裏には幾多もの歯が存在し、履いた者を離さぬようにしているという。それ故履いてしまった者は最終的に足を切断することになり、大抵はそのまま失血死した。しかし、靴はその足を付けたままひとりでに踊っていた。


着用者の欲望がこれらの行動に関与しているかどうか判断する方法はない。

攻撃性の増加や欲望に忠実な行動から鑑みるに、履いた者の根源的欲求は満たされないままであろう。


続編編集

Library of Ruina編集

続編では文学の階の2体目の幻想体として登場。


幻想体バトルでは「右の靴」と「左の靴」がそれぞれ独立する形で戦うことになる。


「左の靴」は速度が6固定と高く、毎幕的中時に相手に出血を付与する「血色の欲望」という攻撃ページを使用する。

一方「右の靴」は速度が1固定であり、出血を持つ相手に対し「執着」か「湧き上がる欲望」という攻撃ページを使用する。

「執着」は相手が出血状態である場合に威力が6上昇し、「湧き上がる欲望」は的中時に相手の出血の値だけ回復するものとなっている。


攻略としては出血のない司書が右の靴の攻撃を受け止めることが肝要。

右の靴の速度は1固定であるためマッチを取ることは余裕だろう。


幻想体ページは「艶やか」「執着」「斧」。

「艶やか」は毎幕開始時の敵がそれぞれ50%の確率で魅了され、ダメージが2-4上昇した上で付与した司書を攻撃するようになるもので、付与した司書が集中攻撃されるようになり且つ攻撃を受けた際のダメージが増えてしまうものの、付与した司書の威力が1-2上昇するためにマッチ勝利自体はしやすくなるため、タンク役や反撃ページを多く持つ司書に付与しておこう。

「執着」は全ての効果により付与される出血が倍増するもので、出血を利用するデッキとは非常に相性が良い。

「斧」は付与した司書の斬撃ダイスの威力が1-3上昇する代わりに命中しなかった場合に2-5の混乱ダメージをうけるもので、純粋に斬撃ダイスの威力が増加するため、そこまでデメリットを気にする必要はない。


Limbus Company編集

E.G.O「血色の欲望」編集

ヴァルプルギスの夜開催中に入手できるE.G.O。相手の出血に対して威力が上がり、さらにそのターンの間出血が減らない効果を持つ。

使用者編集

使用囚人ランク
ロージャWAW

余談編集

このアブノーマリティはアンデルセン童話赤い靴がモチーフとなっているものの、なぜか分類がFではなくOとなっている。


また、この作品にはランクが一つ下のTETHであるにもかかわらず収容違反時に職員を無差別に5人魅了するアブノーマリティが存在しているためによくこのアブノーマリティと危険度を入れ替えるべきではと考える管理人も多い。

おそらくあちらはE-Box容量が少なく、職員を全回復させてくれるからかもしれないが。


関連タグ編集

Lobotomy Corporation/Library Of Ruina:登場作品

アブノーマリティ HE

赤い靴:元ネタとなる物語

 真紅 誘惑 欲望 血色

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