「おまえにもあの灼熱のブラックアウトを感じさせてやろう!」
概要
CV:平野正人
MGS3で初登場。コブラ部隊の元隊員で当時のコードネームは「無限の憤怒」。
真っ黒な宇宙服に似た特殊強化服を纏っている。
元々は宇宙飛行士で、第二次世界大戦後はザ・ボスと同様に非公式に宇宙空間へと旅立ったが、大気圏突入時の事故により身体中に大火傷を負い、それ以来痛みを感じなくなる。
コブラ部隊隊員の中で彼だけは戦場ではなく、この際に「怒り」、生きる事への憤怒を見出したと言う。
下記にあるノベライズ版では黒人であるとされているが、ゲーム版では碧眼の白人男性。顔をマスクで覆っている上にヘルメットを被っているので、かなり確認しづらいが。
ソ連製の宇宙服を応用した強力な防火服で身を固め、ロケットブースターで空を飛び、ナパームとガソリンを混合した通常燃料ではなく、ロケット用液体燃料である非対称ジメチルヒドラジンとテトラニトロキシドを使用した特別製の火炎放射器を使う。
その威力は通常の数十倍以上で、火を噴いている間は正面からの攻撃は通用しない。
また、防火服が破けるとロケットブースターで瞬時に反対側へ飛んでくるほか、イグニッションファイヤーで飛行しながら火炎放射するが、グレネードやドラム缶爆破などの爆弾系の武器が効く様になる。同時にBGMも変化する。
グロズニィグラードの地下壕でスネークとの戦いに敗北、ザ・ボスに
「コブラ部隊もこれで終わり...。貴女だけは生き延びてください...。私もザ・ソローの元に行きます...」
と告げ、爆死した。
ヘルメットにはБЕИ(ビューイ、撃て)と書かれている(※)。6円ではない。
ピースウォーカーのムービーのトラックにもこの字がある。(中身は散歩好きおじさん。)
また、ザ・フューリーをスタミナキルで倒すとファイヤー迷彩が手に入り、着用すると炎や爆発によるダメージを半減させ、火傷も負わなくなる。
・・・が、正直なところ使う機会はほとんどなく、せいぜい周回プレイでのザ・フューリー戦のみ使うぐらいである。
ノベライズでは
アフリカ系アメリカ人として生まれた。宇宙に行く事が夢だったが、黒人であったために当時のアメリカでは宇宙へ行くことは不可能であり、共産主義国家には人種差別がないというプロパガンダに乗って戦後にソ連へと亡命した。
事故が無ければ人類初の黒人宇宙飛行士となっていたところだが、前述の事故の為に隠蔽されている。
(とはいえソ連ではウラジーミル・コマロフなどの著名な宇宙飛行士の死亡事故については公表されており、実際に隠蔽されたのは「ニェジェーリンの大惨事」として知られる大陸間弾道ミサイルR-16発射事故のような大惨事である)
コブラ部隊として第二次世界大戦に参加していた際は爆薬の専門家だったが、戦場で特別な感情を抱くことは無かったとのこと。
全身の火傷でまともに戦えるコンディションではなかったとスネークから評されてはいるが、火炎と爆薬を取り扱う技術は健在。弱った身体能力をロケットブースターで補うことで狭い地下施設内を縦横無尽に飛び回っており、またザ・フューリーの自爆はグロズニィグラードの西塔が半ば崩落したほどの破壊力を発揮している。
関連イラスト
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※実際には「撃て」を意味するロシア語はбитьの命令形、бей(БЕЙ)である。おそらくスペルミス。
フューリーがベラルーシ出身ではないか、と言っていた説もあった(БЕИ→Белоруссия)が、ヴォルギンのスーツにも同じ単語が書かれているのに加えてノベライズでは出身地が明言されているので、この可能性は低いか。