概要
単行本19巻収録の番外編。元ネタはターミネーターと思われる。
アニメは1997年1月3日に「SF殺人サイボーグだゾ」として放送され、再放送時に「ターミネーターだゾ」というタイトルに改題された。
ストーリー
野原一家が焼き肉を食べていると、突然風間くんに似た青年が現れる。
話によれば2010年の世界から幼いしんのすけを抹殺するために刺客が送り込まれたのだという。
風間くんはしんのすけを守るために奮闘する。
登場人物
- 19歳の風間くん
未来の世界から来た風間くん。東大生になっている。じゃんけんに負けて(アニメではあみだくじに当たって)しんのすけを守るために送り込まれた。当初は信じてもらえなかったがしんのすけに貸したままだという『少年忍者吹雪丸』の単行本を取り合っているのを見て信用してもらえた。殺人サイボーグ撃退後は自身を心配して起こしてくれたかと思いきやみさえに家の破損個所を修理させられ、不貞腐れて吹雪丸の単行本を取り上げて帰っていった(帰り際にはせっかくサイボーグにボコボコにされてまでしんのすけの命を救ったにも関わらずどこまでもマイペース且つ図々しい野原家に呆れたのか「もう来ない!」と吐き捨てていた)。
だが、それは現在の風間くんの手には戻らないことを意味しており、現代の風間くんはしんのすけは返したと言ったのにどうしても見つからずそれからずっと単行本を探していたのだった・・・。
- メインコンピューター
(CV:速水奨)
2010年の世界で人類に反旗を翻したコンピューターの親玉。逆らうものは容赦なく抹殺していったが、しんのすけのひっかけ問題でぶっ壊れた。しかし、壊れる直前に1997年の世界に殺人サイボーグを刺客として送り込んだ。
CVの速水氏は後に劇場版でブレード、ゲーム版にて時雨院時常を演じている。
- 殺人サイボーグ
コンピューターが壊れる直前にまだ5歳だったしんのすけを抹殺するため1997年に送り込まれた、美女型サイボーグ。片手で人間を十数mはぶっとばす怪力を有する。弱点は腰のところについた電源ボタンだが、強すぎて誰も近づけないとのこと。しかしその分知能は低く、八百屋から強奪した野菜を武器として使用していた。立ち向かってきた風間くんを倒すが押し入れに近づいて布団の下敷きになった隙に電源をOFFにされて停止した。
当初はサングラスを掛けている外見だったが、サングラスが外れた後の素顔がトラウマレベルでおっかないために、地味にみんなのトラウマ要員なキャラクター。
余談
未来の風間くんと野原一家の会話で、ひろしの「未来の世界の俺たちはどうなってる?」という質問に風間くんが「知りたいですか…?」と何故かお茶を濁していたシーンがあり、風間くんが来る一年前の2009年に作者である臼井儀人が他界していたことから「もしかしたら臼井が自身の死を予感していたのではないか」と言われている。