概要
サナリィのフォーミュラ計画によって開発された汎用試作型モビルスーツ(MS)。
ニュータイプ部隊に改められた「新生ファステスト・フォーミュラ(新生FF部隊)」に配備される手筈だったが、メインコンピュータが間に合わなかったとして納品されず、代わりにF71 Gキャノンが配備される事になる。F90のメインコンピュータが複製できない事は事実であったが、それとは別にサナリィの上層部はアナハイム・エレクトロニクスが連邦軍に新型MSとして売り込む「ハーディガン」を完成させるために、F80との戦闘データを欲していた事に感づいて。敢えてGキャノンが配備されるように根回ししていたりする。
新生FF部隊の一人であるバズ・ガレムソン曰く、F90をベースに量産を前提に再設計した機体とのこと。
その後第一次オールズモビル戦役でブッホから派遣された傭兵であるデス・ガンズの乗機として実機が登場。
ミッションパックに対応しており、ガンマッド機がOタイプ、イアン機がQタイプ、ドドンガ機がGタイプとなっていた。
余談
実は、本機は機動戦士ガンダムF90や、機動戦士ガンダムF91の展開当時から設定が存在する。
例えば「機動戦士ガンダム 最新MS造形資料集」では"サナリィでは、汎用量産型MSの座(ヘビーガンの後継)を目的とした、F80シリーズも計画されているという"など当時の資料にも書かれているものの、それから実時間で30年近くアニメやゲームや模型誌企画などでも、フォーミュラ計画の汎用量産機であるF80系統の存在に触れられる事はほぼなかった。
機動戦士Vガンダムにおいては、コスモバビロニア建国戦争後に大量生産された汎用機として出てくる連邦の機体は、アナハイム製のジャベリンであり、小説版Vガンダムに登場する連邦の最新量産機ジェイブスは、RGMナンバーなのかフォーミュラ系統なのかすらも不明。機動戦士クロスボーン・ガンダムでは、F81ではなくそのままの性能でF91が量産化されており。機動戦士クロスボーン・ガンダムDUSTではF80系統とは無関係となるF90の前身機体F89が登場したりもしたが。長い時を経てようやくF80及びF80系統の存在が確定したといえる。
関連タグ
F89:こちらはF90の前段階として作られた機体と言う意味で名付けられたので本機とは関係無い。