ビートルジュース
びーとるじゅーす
概要
1988年にワーナーブラザーズの配給で公開されて大ヒットとなった、ティム・バートンの長編監督2作目に当たるホラーコメディー映画。そして、劇中に登場する人物の名前。
名前は「ベテルギウス」の英語の読み方に「ビートル」と「ジュース」を当てはめたもの。
映画の他に本国アメリカでカートゥーン版が放送されたり、大阪にある「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を含むユニバーサル・スタジオのテーマパークで彼が主演を務めるライブショーが上演された。
公開から30年以上経ってなお、2016年にミュージカル版が上演(日本では、SixTONESのジェシー主演で2023年に上演)されたり、2024年に36年越しの続編『ビートルジュース ビートルジュース』の公開が決定する程の根強い人気を誇る。
あらすじ
ニューイングランドの丘の上にある一軒家に住む若夫婦アダムとバーバラは、ある日交通事故で死んでしまう。
やがて空き家となった二人の家に、チャールズと妻のデリア、そして前妻との娘であるオカルトやゴシックが趣味の娘リディア(メイン画像右下)の三人家族が引っ越してきた。家を乗っ取られそうになったアダムとバーバラは、後世社会(アフター・ライフ)のケースワーカー・ジュノーからの助言を受け、変幻自在な幽霊の姿で化けて出て一家を家から追い出そうとする。しかし、生きた人間には幽霊が見えないため全くうまくいかない。一方でリディアには二人の姿が見えており、変人扱いされて孤独な彼女は幽霊である二人と仲良くなる。
一家が客人を招いたある日、アダムはリディア以外の人間全員に「バナナ・ボート」を踊らせる怪奇現象を起こす。一見大成功に思えたが、チャールズが幽霊博物館を作って金儲けをすることを思いつき、結果は逆効果となってしまう。
困った二人は、以前TVにCMを流してきた「バイオ・エクソシスト(人間怖がらせ屋)」のビートルジュースの助けを借りることを決める。しかし、ジュノーから仕事を頼んではいけないと忠告されていた通り、口八丁手八丁で欲望に忠実なビートルジュースは二人を巻き込む大騒動を引き起こしていく。
ビートルジュースの人物像
映画版
普段はアダムが趣味で作った町のミニチュア模型に住んでいるバイオ・エクソシスト(人間怖がらせ屋)。目の周りは黒く、ぼさぼさの白髪、ぼろぼろの歯、いかにも何年も風呂に入っていないような「おっさん」な姿。
不気味なヘビや全身からトゲが生えた状態などになれる変身能力を始め、様々な魔法のような能力を持つ。名前を三回呼ぶことで呼んだ人の元に出現(若しくは呼んだ者が、彼が眠っている棺桶のある模型の墓地にワープ)する。
長い間閉じ込められているミニチュアの世界から出ることを強く望んでおり、一たび現れると頼まれた仕事以上に暴れ回るトラブルメーカー。加えて女癖が酷い。
唯一の弱点はもう一度名前を三回呼ばれる事。そうすると問答無用で元いたミニチュアの世界に戻される。
吹き替え役の西川のりおの影響か、日本語版では字幕・吹き替えともに関西弁のキャラ付けになっている。
カートゥーン版では不潔感はあまりないが、くすんだ金髪のロングヘア、緑の歯、紫の顔と舌という、ポップさと不気味さを兼ね備えたデザインで描かれている。
2024年の続編では山寺宏一が吹替版を担当。
USJ版
自称・「ワイルドでクレイジー」な「元気な死人」。実験を失敗したかのような爆発ぶりの髪で、生え際にはコケなのかカビなのか、緑の物体が映画以上にたくさん付着している。
フランケンシュタインの怪物と花嫁、ドラキュラ伯爵、狼男らユニバーサル・スタジオのモンスターたちと共にロックンロールショーを披露する。
こちらでは、関西らしくボケとツッコミをしながら観客を盛り上げてくれるハイテンションなDJとして登場する。映画版と比べて性格は良くなっているが、彼氏がいる花嫁のブライドにナンパをする一面も。(それに対するブライドの反応と、続く彼女のナンバー「I Will Survive」も必見)
関連動画
- 予告編
- USJのPV
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