概要
別名:たらこパスタ(だがスパゲッティ以外のパスタを用いることはめったにない)
生たらこ、あるいは焼きたらこを和えたスパゲティ。和風パスタの代表格として知られる。辛子明太子を使用した明太子スパゲティも同様の料理として扱われる、昨今では後者の方が定番化しつつある。たらこスパ、明太スパと略されることもある。
大きく分けて、バターや生クリーム、チーズなどの乳製品を使うクリーム系と、オリーブオイルを使ったオイルベースのものがある。
日本発祥なので当然イタリアに存在しないが、イタリアでもボッタルガ(からすみ)をパスタの具材に用いている料理はあるので、ナポリタンほど倦厭されてはいない模様。
もっとも、これも日本の洋食店などではナポリタン同様、炒めて水分を飛ばしてしまう独自の調理法もある。
発祥
1967年(昭和42年)頃、東京都渋谷区にあるスパゲティ専門店「壁の穴」で、常連客の一人が「これでスパゲティをつくってくれ」とキャビアの缶詰を持ち込んだ。
それが美味しいと評判になったため、「もっと手頃なもので代用できないか」考え、たらこで代用したところ美味だった。そこに海苔茶漬けからヒントを得て海苔をトッピングするなど、独自のアレンジを加えて「たらこスパゲティ」が誕生したといわれている。
関連動画
たらこスパゲッティの作り方