「ヤッタ〜ドラゴン、あ、参上〜!」
概要
平成版のみ登場した龍型のメカで、第50話より登場。昭和版に登場したヤッタードジラのオマージュキャラで、明確に想像上の動物がモチーフとなった唯一のヤッターメカ(ドジラのモチーフのネッシーは今でも討論されているので除外)。
元々は伝説世界の竜神だったが、現実世界で祠に祀られていた自身の石像が壊れたのをガンちゃんに直してもらい、その優しさに惹かれ伝説世界へとヤッターマン達を召喚した。この時ドロンボーから額の勾玉をドクロリング候補として狙われており、窮地に追い込まれたがアイちゃんが咄嗟に投げたメカの素(ヤッターワン用)を取り込んだことでこの姿へ進化を遂げた。
喋り方はかなり古風でリアクションが大きく、歌舞伎のセリフのような言い回しをする。
通常はガンちゃんの持つ勾玉の中にいてピンチの時にだけ現れるが、いつでもどこでも出られる訳ではない。
基本は徒手空拳で戦うが元が龍神故か、劇場版では雷を用いて瞬間移動した他、雷を用いた攻撃が出来るような描写も成されていた。
メカの素はドジラと同じどら焼き型(「ドラ」ゴンだから「どら」焼きなのもドジラと似た理由)。ファンファーレメカが鳴らす楽器は銅鑼(東洋の龍モチーフであることと「ドラ」ゴンのダブルミーニングだろう)。
第58話でダベンキメカ(ドクハンボスが仕向けたメカ)の攻撃により追い詰められてしまった他のメカ達を庇って消滅してしまう…
しかし。
「ヤッタ〜ドラゴン、華麗に、あ、復か〜つ!」
最終話(ドクロベエ戦決着後)で二代目ヤッタードラゴン(正式名称:ヤッタードラゴン2.0)として二人のいい雰囲気を盛大にぶち壊しあっさり復活。本人によると数々の不具合が解消されてヤッタージンベエへの搭載も可能になったとのこと。
以上の要素から、劇場版を含めてもたった数回しか登場していないにも関わらず、様々な意味で視聴者に強烈なインパクトを植え付けている。
余談
- 登場シーンのBGM「燃えよヤッタードラゴン」は山本正之のプロデビュー作である「燃えよドラゴンズ!」をアレンジしたもの。
- 昭和版に登場したメカの素が平成版で別のメカのものに流用されるというケースはこれが初。
- また、メカの素が共通するヤッタードジラとは想像上の生き物モチーフという共通点がある。
- 不具合が解消された理由としては、これまでは龍神➡︎ヤッターメカの流れから、一種のサイボーグ的な状態だったが、最終回で復活した為、完全にヤッターメカになったからだと思われる。