RAILWAYS

れいるうぇいず

鉄道をテーマにした映画のシリーズ。

概要

鉄道をテーマにした映画の三部作シリーズ。

2020年代現在三部まで制作されており、いずれも「家族」をテーマとして、地方のローカル私鉄を舞台にしている事が特徴。

ただし、シリーズとは言うものの全作品、監督が異なっており、三部作全てに共通して関わっている制作中核スタッフもほぼいない事に留意を要する。

そもそも初作自体が監督の別シリーズ（錦織島根三部作）にも含まれる作品である。

そのため、本シリーズは作品ごとに作風や方向性やテーマへのアプローチに対しての統一性は無く、従来の意味に言う「シリーズ」とは異なっており、むしろブランドに近い。

製作はROBOT（初作のみ他社との相乗り製作であったため社長「加太孝明」の個人名義）、配給は松竹。

シリーズ一覧

RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

2010年公開。監督は錦織良成、脚本は錦織監督と小林弘利とブラジリィー・アン・山田。ノベライズは小林弘利が担当。

舞台は一畑電車。主演は中井貴一。

錦織監督による『島根三部作』の最終作にあたる。（一作目は『白い船』二作目は『うん、何?』）

あらすじ

大手電機メーカー幹部の筒井肇（中井貴一）は、実家の母が倒れた事と、親しい同期が事故死した事をきっかけに人生を考え直し、幼い頃に好きだった電車への想いから島根県に帰郷して一畑電車に転職。49歳にして運転士を目指す。

RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ

2011年公開。監督は蔵方政俊、脚本は小林弘利とブラジリィー・アン・山田。ノベライズは大石直紀。

舞台は富山地方鉄道。主演は三浦友和。

あらすじ

電車の運転士を35年間勤め上げ、一か月後に定年退職を迎える滝島徹（三浦友和）は、妻の佐和子（余貴美子）と定年後の人生について口論になり、ついには離婚を前提に別居してしまう。それぞれ仕事仲間や同級生との会話、そしてとある事件を経て互いの価値観に向き合い、心の溝を埋めてゆく。

かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発

2018年公開。監督・脚本は吉田康弘。ノベライズは大石直紀。

舞台は肥薩おれんじ鉄道。主演は國村隼と有村架純。

あらすじ

東京都で家族三人で暮らしていた奥薗晶（有村架純）は、夫の修平（青木崇高）がくも膜下出血で突然死したことから路頭に迷い、連れ子の駿也（歸山竜成）と共に鹿児島県に住む修平の父・節夫（國村隼）の下に身を寄せる。節夫は鉄道の運転士をしており、その影響で子供の頃に鉄道が大好きだった修平の遺志と駿也の想いから、晶は肥薩おれんじ鉄道の運転士を目指す。

関連項目

映画　邦画　鉄道