概要
マリオシリーズのキャラクターだが、名称は捻りのない「ペンギン」そのまま。
『スーパーマリオ64』のコース「さむいさむいマウンテン」と「スノーマンズランド」に登場する。
はぐれてしまった子ペンギンとそれを探す親ペンギンがおり、正しい子ペンギンを親に届けるとお礼にパワースターを貰える。子ペンギンは2匹いるが、片方は別の親のようで「これはうちの子じゃありませんね」と言われる。正しいヤツは持ち上げると鳴く。
なお、パワースターが出現した後に子ペンギンを持ち上げると親ペンギンは怒りながら追い回してくる。
ペンギン親子以外にもスライダー勝負をしかけてくるペンギンチャンピオンが存在する。
その名に恥じない実力を持っており、スライダー勝負に勝つとパワースターをくれるが、ショートカットを使うと「それはフェアじゃないです」と怒られて無効にされてしまう。そういう自分はフライングするくせに。
※一応スターターが鳴ってから滑り始めてはいるが、操作キャラを待たずに滑りだすのでやっぱりフライングであろう
そんなこいつに勝てば世界記録だと手放しで褒めてもらえる。
パワースターを全部集めると何故か太る。
スノーマンズランドではおおゆきだるまの顔の前にある氷の橋の上を行ったり来たりしている。その巨体でおおゆきだるまの息を防いでくれるので、うまく影に入りながら進むと攻略できる。
その後の作品
『スーパーマリオ64DS』のミニゲーム「ながい ながい みちのり」と『Newスーパーマリオブラザーズ』のミニゲーム「ゆきだるま ころがし」「ゆきだるまレーシング」には障害物役として登場。石ころよりも大きく、雪だるまをぶつけるとと睨まれてしまう。
3Dマリオシリーズの続編の『スーパーマリオギャラクシー』や『スーパーマリオギャラクシー2』、『スーパーマリオオデッセイ』にも登場している。
『スーパーマリオギャラクシー』では普通のペンギンの他にペンギンコーチ、ペンギン仙人などが新たに登場している。
『スーパーマリオオデッセイ』のペンギンは(パウダーボウルにいるのだが、他のエリアにて見られる鳥と同じ扱いなので)普通に飛ぶ。ただ、よく見ると別種であり、通常のペンギンに飛行能力はない。
マリオカートシリーズ
『マリオカート64』の「シャーベットランド」や『マリオカートアドバンス』の「スノーランド」、『マリオカート7』の「ロゼッタプラネット」などに障害物として登場。障害物のため原作と違い、ぶつかるとスピンしてしまう。障害物ではなく背景やコース上の観客代わりのものもいる。
マリオパーティシリーズ
チョイ役として頻繁に登場する他、「ペンギンだいこうしん」(『マリオパーティ5』)、「カードコロシアム」(『マリオパーティ8』)などミニゲーム中に登場することも多い。
「ペンギンだいこうしん」は『マリオパーティ100ミニゲームコレクション』、『スーパースターズ』と二度に渡ってリメイクされるなど高い人気がある。
「カードコロシアム」では1ダメージを与えるペンギン1匹と7ダメージを与えるペンギン7匹のカードがあり、選んだプレイヤーに召喚され、相手プレイヤーに攻撃する。ペンギン1匹の場合は与えるダメージが一番低いカードであるため一番のハズレである。
『マリオパーティアドバンス』ではキノコシティの住民の一人として登場。ギャンブル好きだが、ペンコというガールフレンドがおり、結婚資金を貯めるためにギャンブルをしている。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』では…
「そいつは無視しろ!あんなに愛くるしいのに…」
CV:カリー・ペイトン(原語版)(国王)
原作と設定が大幅に異なっている。
ペンギン王国という独自の王国を築きあげており、王冠を被った国王が存在する。冒頭でペンギン王国の秘宝であるスーパースターを狙ったクッパの襲撃に対して雪玉で対抗し、国王が
「今のは序の口だ。降伏するか?」
とクッパを挑発するも、「せんだろ」とあっさりクッパに返され、カメックの魔法でまとめて拘束、スーパースターも強奪されてしまった。クッパ軍団に太刀打ちできないペンギン達は滅んでいく王国をただ眺めることしか出来なかった。その後王国はクッパに制圧されたらしく、ピーチ城で登場したワールドマップを見ると焼き払われてしまっていることがわかる。
その後ペンギン達はクッパ軍団に捕らわれ、ルイージ達と共に檻に閉じこめられていた。ネガティブな発言ばかりするルマリーにはうんざりしていたらしく、ルイージに無視するよう言ったり文句を言っていた。終盤では他の捕虜共々クッパの結婚式の生贄にされそうになるが、ピーチとマリオに助けられ休止に一生を得る。